私には1歳の一人娘がいます。最近はよく絵本を読んでくれとせがむようになっています。
絵本に興味を持ってくれたことはうれしいのですが、手が離せなくて読んであげられないとすぐワンワンと泣き出すので困ってしまいます(自我が出てきた証拠なのだとは思いますが・・・)。
思い通りにいかないことがあるとこうもすぐに泣きだして、これから先大丈夫かなあと心配になる半面、まだ1歳だし心配しすぎかなあとも思います。
子育ては不安との戦いだとつくづく思います。
夏休みを前にして、今週、塾生の保護者の方々にお電話を差し上げました。
塾での生徒の様子、指導していて気になったこと、ご家庭での様子、夏休みの過ごし方 等々、いろいろ話をしました。
その時に出た話題で多くの方も悩んでいるのではないかということをいくつか挙げて、私なりの解決法?をお伝えしてみたいと思います。
1.文章題がなかなか解けない。
小中学生に多い悩みです。じっくり勉強すればわかるようにはなりますが、学校はどんどん先に進んでいくので(指導要領の関係で仕方のないことではあります)一旦苦手意識がついてしまうと独力による克服が困難になります。
この場合、「1.文章に書かれていることを正しくインプットできているのか」と「2.インプットされたものを正しく表現できているか」の2つの観点からみていく必要があると思います。
1.に関しては、適当な文章を音読してみるとよくわかります。これが正しくできているようでしたらインプットの面は問題ないでしょう。
できていない場合、文章をしっかり読む訓練が必要になります。振り仮名のついている、ちょっと難しいかな?と感じる文章を音読するといいでしょう。
2.に関しては、まず教科書をしっかり読むことです。教科書の例題で、どんな図がどのように描かれているかを確認しましょう。
教科書の図を参考に、問題を解く際には必ず図を描くようにして何度も練習していけば必ずできるようになります。
ただし、間違えたときは図のどこを間違えたのか、必ず振り返ること(フィードバック)が必要です。
自分だけでフィードバックができない場合、指導してくれる誰かが必要になります。
2.字が汚い、ノートが汚い。
字が汚い人に「もっときれいに書きなさい」と言っても、「どうせ俺はきれいになんか書けないからできない」と返されてしまいます。
私は「きれいでなくていいから丁寧な字を書きなさい」と言うようにしています。
そしてここからが大切なのですが、字が汚い人は「丁寧な字」がどのような字かわかっていません。まずは「丁寧な字」がどのような字であるか教えてあげなければなりません。
そこで私は「「とめ・はね・はらい」を正しく、適度な「筆圧」で書きなさい。」と言っています。
場合によってはその場で手本を見せます(字が汚くても丁寧な字は書けるんだよ と)。
丁寧な字を書くにはペンの持ち方も大切です。正しい持ち方も教えてあげるようにしています。
ノートについては、まず字を大きくし、行間を広めにとるようにしましょう。
あとは文章の書き出しの位置です。タイトルはタイトル、本文の内容は本文の内容で、書き出しの位置をそろえるとわかりやすいノートになります。
算数や数学では「=」の位置をそろえることも重要です。
3.1度理解したことをすぐ忘れてしまう。
人間は忘れる生き物です。まず、忘れてしまうことは仕方のないことだという前提に立って考えていくことが大切です。
忘れてしまう問題は「最初できなかったけれど苦労の末にできるようになった」問題です。この問題には一目でわかるように印をつけておきましょう。
できるようになってから3日以上空けて、もう一度解いてみてください。そこで何も見ずに解くことができたらOK、そうでなかったらまた3日以上空けて解いてみましょう。
解けなかったらその都度印を追加し、どの問題に手こずったかわかるようにしておきます。
これを繰り返していけば、しばらくの間は覚えていることができるでしょう。
できれば半年に1回くらい、夏休み・冬休み・春休みを利用して、もう一度解きなおしてみることをお勧めします。
こう説明すると「繰り返しやればいいことはわかるけどそれができないから苦労しているんだ」という声が聞こえてきそうです(ごもっともですね)。
勉強を習慣にすることについては、昨日のブログをご参照ください。
「しなければならないこと=勉強、習慣化するには環境を整えることが大切」
偉そうなことを言っていますが、私も我が子のことに関してはいろいろ悩みます。
本当に子育てとは難しいと思います。
勉強に関するお悩みについて、他にも思いついたものがあればブログで紹介していきたいと思います。