今日は夕方に小学５年生の男の子（F君）の体験授業を行いました。
今月初旬に天白区外の名古屋市昭和区にお住まいの方からお問い合わせがあったのに続き、今回は名古屋市瑞穂区にお住まいの方からのお問い合わせでした。
（参照：【入塾面談】個人塾でアルバイトでない先生が教えてくれる塾を探して・・・）
私は率直に、「どういった検索ワードで塾を探されたのですか？」とお母様に聞いたのですが、「勉強、嫌い、名古屋といったワードで調べました」とのこと。
（F君は勉強嫌いだそうです。）
後でそのワードで検索してみると、確かに出てきました。
こんなワードで出てくるとはちょっと驚きました。
F君はとても人懐っこい感じの子でした。
教室に入ってくると、掲示物などが気になるようでじっと見ていました。
（お母様は「なんにでも興味を持つんです」とおっしゃっていました。）
好奇心旺盛なのはいいことです。
はじめに簡単に面談をし、F君の状況や塾に対する要望を伺ったのち、塾のシステムについて説明しました。
そして体験授業です。
まずは算数から。「平行四辺形の面積」の授業を行いました。
始めに平行四辺形の面積の公式「平行四辺形の面積＝底辺×高さ」を紹介してから、
「平行四辺形をここで切ると三角形ができるよね。これをこっちに持っていくと長方形ができる。この長方形の面積と元の平行四辺形の面積は同じだから、平行四辺形の面積は 底辺×高さ で求まるんだよ。」
と説明し、F君に問題を解いてもらいました。
すると驚いたのが、F君は問題全てに線を入れて、平行四辺形から三角形を切り取って長方形にして面積を考え出したのです。
そこまでやらなくても公式さえ使えば解けるのですが、
「こうやらないと僕はわからないんです。」
と、F君は言います。
F君はこう言いましたが、逆に、公式を使わずに図形から理屈を考えて答えを出すやり方のほうが、できない人は多いのです。
目の前の問題を解くのには時間がかかるので、効率は若干落ちます。
しかし、原理原則を重要にする姿勢は、算数・数学の力を養う上では非常に大切です。
その姿勢をF君は持っている。私は感心しました。
続いて国語です。
教科書準拠のテキストと、実力問題で構成されているテキストの２つを使ってみました。
教科書準拠の問題では、答え方を間違えるところが少しあるだけで内容の理解はばっちり。
実力問題で構成されているテキストでは、正答率が落ちました。
答えが傍線部から離れたところにあったので気が付かなかったようです。
（「こんなところに答えがあったのか」とF君は言っていました。）
間違いは多かったものの、慣れればすぐに解決すると思い、私は実力問題で構成されているテキストを使用することをお母様に進めました。
ただし、最初に間違いが多発している間に、F君が嫌になってしまっては元も子もありません。
こればかりはF君の考えを尊重しなければなりません。
F君は体験授業にまずまず満足してくれたのではないかと思っていますが、実際に入塾するかは別問題。
他の塾も見て、十分比較してもらった上で結論を出してもらえればと思っています。
願わくば、当塾がF君に選ばれたらなと思っています。
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