「ワークが終わりました」が怖い

A君「先生、ワーク終わりました。小テストします。」

私 「じゃあちょっとワーク見せて。」

 

A君は、

次の文章と同じ意味になるような英文を書け。

He became sick yesterday. He is still sick.

という問題を間違えていたので、ちょっと確認してみました。

 

私 「これ、正しい答えかわかる?」

A君「『He has been sick since yesterday.』 です。」

私 「できているね。じゃあ、元の文章の意味は何?」

A君「ええと…」

 

正解は出せているのに、問題の意味を分かっていない。

これはつまり、単に答えを丸暗記しているだけということです。

 

私 「この問題、『同じ意味になるような英文を書け。』って書いてあるよね。元の文章の意味が分からないのに答えは出せているって、単に答えを丸暗記しただけだよね?これはじゃあ、ちょっと違う形式の問題が出てきたら解けないでしょ?わからないのは仕方がないとして、調べたり、質問したりもせず、わかっていないのにそれをそのままにして、この状態で小テストやるなんて言ったらダメだよ。」

 

こんな話をしました。

 

生徒の「ワーク終わりました」って怖いですね。

大切なことを何もわかっていない可能性があるので💦

適当にやって小テストに突き進む生徒は、同じように適当にやって定期テストに突き進みます。

これはもう悪い習慣になっているので、見つけ次第、注意するようにしています。

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