春期講習で新中1英語をやってみて感じたこと

昨日をもっては春期講習の最終日。

何となく予想はしていましたが、結局、春期講習中にブログを書けませんでした^^;

結構なハードスケジュールだったからと言い訳をしておきます。

 

もう終わってしまったのですが、この春期講習で感じたことを、何回かにわけてブログに書いていきます。

 

まずは新中1ですね。

新中1を指導して印象的だったのは、みんな英語が書けないということ。

いや、初めて英語を勉強するんだから当たり前なんですが…

私もそれなりに生徒指導の経験があるのですが、やはり英語の習い始めの感覚と言うのをつい忘れてしまうんです。

それを思い出させてもらいました。

 

新中1に英語を書かせてみると(教科書の文章をノートに写すだけ)、どんなことが起こるかご存じでしょうか。

アルファベットは割としっかり書けます。

最初は4線ノートに書かせますから。

問題は、単語を書かせた時と、英文を書かせた時に起こります。

アルファベットの間隔がおかしいんです。

単語と単語の間を開けてほしいのに、ほとんどつながっている。

逆に、1つの単語の中のアルファベットは詰めて書いてほしいのに、やけに間隔があいている。

 

I study English every day.

 

って書いてほしいところを、

 

I study English every day.

 

と書く感じです。

 

でもこれ、考えてみたら当然。

日本語って、ひらがなやカタカナ、漢字を等間隔で書いていきますからね。

こういうところを見ていると、自分が当たり前と思っていることが、いかに当たり前ではないかということがわかります。

 

そんな新中1たちになにをやってもらうか。

英文のなぞり書きです。

4線ノートに英文が書いてあるものをコピーし、まずはこれをしっかりとなぞってもらう。

そうすることで、英語はどんな感じで書いていくといいかを体で覚えてもらうわけです。

 

英文の書き方を感覚としてつかんでもらったら、教科書の文章を正確にノートに写す練習です。

最初は写すだけで一苦労。

大文字と小文字を間違える、コンマやピリオドを忘れる、I’m や You’re の「’」(アポストロフィー)をつけ忘れる、単語のつづりを間違える…

こういった間違いをたくさんしています。

英文を正確に写すということって、ある程度英語を勉強してから始めてできることです。

最初は正確に写すことができないんです。

だから、教科書を正確に写しているかどうか、必ずチェックするようにしています。

 

正確に写すことができなければ、英単語や基本文を間違えて覚えてしまいます。

文法の理解がどうだとか、勉強のやり方がどうだとか、そんな話以前の問題です。

テスト前には誰もが学校のワークはやりますが、これだってまともにできません。

答え合わせを正しくできないということですから。

写すことができないということは。

 

私は、英語の教科書本文を使った書き取り練習を重視しています。

本文の日本語訳を見て、英文を書くことができるようにする。

地味で古典的な練習ですが、効果は抜群です。

新中1にもそれをやらせていくわけですが、上記のように、新中1は英文を正確に写すことができないわけですから、特に注意しなければなりません。

 

「今から教科書の本文の日本語訳を書いた紙を渡すから、1回は教科書を見て正しく写して書く練習をして。そして、1回書いたらテスト形式で日本語を見て英文を書いてみて。ただ、テストじゃないからできなくてもいい。間違えたところを赤ペンで直しさえしてくれればそれで終わりだから。」

 

この春期講習中には、新中1にもこんな感じで教科書の書き取り練習をさせました。

赤ペンで直したものをチェックすると、まあたくさん間違いがあること^^;

当面の間は、答え合わせの答え合わせをやっていこうかと思います。

 

ところで最後になりますが、今年度から中学英語は学習内容がかなり増えます。

これまで中1英語というのは、Unit 1 で I am~. You are~. の文、Unit 2 で He is~. の文、Unit 3 で一般動詞の文を学習していましたが、今年度からは Unit 1 でいきなり一般動詞の文まで出てきます。

I am~. You are~. の文と同時に一般動詞の文を学ばなくてはなりません。

他に、これまで中2で習っていた内容の一部を中1で学ばなくてはなりません。

結構大変になります。

でもこれ、そんなに焦ることかな~と個人的に思っています。

新中1からすれば、教科書がどう変わろうとあまり関係ないんじゃないかなと。

だって、学年が上がれば教科書は毎年変わるんですから^^;

内容が多少難しくなっていたとしても、「これが普通だ」って受け入れるんじゃないでしょうかね。

それに、教科書が難しくなってもそれを学ぶ新中1の学力はそう変わっているはずがないのですから、そのあたりのことを中学校の先生は想定して授業するんじゃないでしょうか。

私は春期講習で新中1を見て、

 

「英文を正しく書くところからやっていかないといけないな。文法の話はそれからだ。」

 

って感じましたが、きっと同じことを感じるはずですから。中学校の先生も。

いや、学校の先生はさらに、

 

「もっと読む、聞く練習をしないといけない。」

 

って感じるでしょう。きっと。

 

そうやって学校の先生はがんばってくれるでしょうが、授業だけで足らないところが出てくる。

そういうところを何とかしたい人が塾へ来る。

これは、英語の内容が難しくなろうがどうであろうが、今までと全く変わりのないこと。

なので私は、状況に合わせて対策をしていくだけ。

やらないといけないことをやっていくだけです。

 

今週から通常授業を開始しますが、英語に関しては、教科書の解説を進めながらとにかく書く練習をさせていきましょうかね。

そのうちにきっとできるようになると思います。

子供たちって、新しい環境に適応する力は優れていますから。

それを信じ、やるべきことをやらせていこうと思います。

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