認識の中の自分

昨日の中3の授業で、冬期講習でやった数学の小テストをもう一度解いてもらいました。

冬期講習で一度解き、やり直しまでやった問題なので忘れていなければ解けるはずです。

しかし人間は一度やったことを忘れます。

 

「今日、前にやったこの小テストやってもらうから。」

 

塾に早く来ていた中3生に声を掛けました。

少しひきつっている顔。

一度やっている問題ですから、さすがに解けないとまずいことはわかっているよう。

そうでなくてはいけません。

 

実際にテストをやらせてみると、良くできている人、そうでない人といます。

できなかった人は反省をしてほしい…というよりむしろ、そんなもんだということをわかってほしい。

 

やっている割にできないという人は、自分の認識と現実にズレがある人です。

認識の中の自分はもうできるようになっている。

だから反復練習などする必要がない。

反復練習をやらない。

 

冬期講習でやった基本練習はこれからの授業で少しずつやっていこうと思っています。

人間は一度やったことを忘れるものですから。

その中で、自分がどれくらい忘れやすいかをきちんとつかんでもらいたいと思います。

そうすれば反復練習をしていけますから。

やれることが増えていきますから。

そして志望校に合格できると思いますから。

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