畑を作る:コツコツ勉強をしてこそ学力の下地ができるという話

畑を耕す、種をまく、水や肥料をやる。

雑草を取つ、害虫の駆除をする、間引くなどの世話をする。

手間暇をかけて最終的に収穫する。

種をまくのは季節に合わせて。

春の野菜ならその少し前から種まきをし、春になったら収穫する。

農業って簡単に言えばこんな感じでしょうか。

 

畑があればこんな野菜は育ちます。

「畑があれば」です。

無かったらどうするのか。

畑を作る(開墾する)ところから始めないといけないでしょう。

 

何もない土地を開墾するのって、おそらく大変なのではないでしょうか。

少し前、NHKの朝ドラ「なつぞら」で草刈正雄がやっていました。

余計な木を切り倒し、牛を使って切り株をとり、灌漑する。

確か、「土壌が酸性だから水を引いて洗い流さないといけない」というようなことを言っていた気がします。

土を変えないといけないわけですね。

ドラマでのことですが、大変そうなのは伝わってきます。

開墾するのって、野菜を育てるより何倍も大変なんじゃないかと思います。

 

なんでこんな話をしているか。

当然、勉強の話の前置きなわけです^^;

 

既に「開墾」が済んでいる人ほど、勉強をやればやっただけ成果は出ます。

済んでいない人は大変です。

土壌がちゃんとしていないので、水をやっても肥料をやっても流れていってしまう…

 

※勉強できる人って、元から頭が良くてちょっと勉強するだけでテストができているように見えますが、私は違うと思っています。長年にわたって「開墾」を続けているからすぐ結果が出せるのです。テスト前にちょっとがんばるとか、そんなレベルの努力じゃないです。普段勉強しない人ほど、普段の勉強の大切さを軽視しており、「あいつは勉強していないのにテストができる」なんて言っている気がします。

 

ただ、例えば普段400点ほど取っている人は一般的に言えば「開墾」が済んでいるといってもいいのですが、450点取る人と比べたら「開墾」できていない土地がまだあると言えます。

上を目指すのであればどんどん「開墾」していかないといけないです。

プチトマト程度なら「開墾」などせずに、プランターで栽培してしまえばいいのです。

ちょっと追い込んでがんばればすぐできます。

しかし、それなりに大きな成果を得ようとするのならこの程度ではだめです。

コツコツ「開墾」していかないといけません。

 

野菜を育てるといった収穫に直結する作業が、テスト直前の勉強。

時期に関係なく開墾していく作業が、普段からコツコツやる勉強。

こんな感じじゃないでしょうか。

 

この「開墾」を特にがんばってくれているのが今の中3生です。

夏休み中は夏期講習で毎日塾に来ていました。

休みが明けても毎日3時間程度、塾で勉強しています。

先日の4連休、日曜以外の3日間は7~8時間勉強しています。

(日曜は塾がお休みだったので家庭学習時間は不明)

本当によくやってくれています。

テストまであと3週間程度。

徐々に成果に直結する勉強に切り替えていってもらいます。

大変な日々が続きますが、体調に気を付け、精いっぱいがんばってもらいたいと思います。

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