昨日のことです。
体育の日で学校が休みだったので、お昼から「方程式計算コンテスト」を実施しました。
以前にも1回やったやつですね。
(参照:【中学生指導】計算力向上のため、方程式計算コンテストを開催しました。)
先週で中間テストが終わり、ちょうど生徒たちはホッとしているところです。
といっても、土日の間しっかり休めば十分でしょう。
今週から気持ちを新たに勉強に取り組んでもらいたいというねらいもあり、この日に方程式コンテストを開催しました。
前回から少しだけ内容を変更しました。
1.100終わりではなくもんといたらおわりではなく、90分間で解けるだけ解いてもらう。
→計算スピードのある人が高得点を狙えるようになります。
2.連立方程式の問題は、答えが整数になるものだけに限定。
→2年生の解答数が少なく、達成感が得られなかったので変更。
こういった感じでやってみました。
すると、面白い結果が得られました。
1.成績上位層と中間層の間で、計算スピードに2~3倍の開きがある。
中3生でトップの生徒は、90分で270問を解きました。
中間層の生徒は120~150問程度。
成績下位層と比べるとさらに差が広がります。
同じ時間で解く問題数に差があることは経験的にわかっていたことですが、どれだけの差があるか数値で明確にわかりました。
これは今後の指導に生かすことができそうです。
2.1回目に比べ、計算スピードが 1.5 倍程度に向上している。
学年、成績問わず、どんな生徒でも繰り返すことで計算スピードが向上しています。
成績上位層はスピーディーに計算するにはどうするといいかを経験から自然と学んでいるようです。
中間層は自分の苦手なパターンの計算に強くなり、ミスが減って自然とスピードが上がっています。
最初はまともに計算することがままならなかった下位層の生徒も計算スピードが向上しています。
何度も同じことを繰り返すことで慣れ、やり方を身に付けてきているようです。
できる人とそうでない人で、「計算スピードに大きな差がある=同じ時間でこなせる演習量に大きな差がある」というのは厳しい結果です。
一方、「誰でも継続していればスピードは向上する」というのはうれしい情報です。
このあたりのことをしっかり生徒に伝え、勉強を促していきたいと思います。
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