【中学生指導】計算力向上のため、方程式計算コンテストを開催しました。

昨日は学校がお休みで生徒たちに時間があったので、ちょっと塾内でイベントを開催してみました。

「方程式計算コンテスト」です。

1年生は方程式、2年生は連立方程式、3年生は二次方程式の比較的簡単な問題のプリント(10問)を最大で10枚=100問解いてもらい、正答数でスコアを競うというコンテストです。

問題は比較的簡単なものです。

そのかわり、点数に傾斜を付けて「スコア」を算出ました。

 

1.プリント1枚を全問正解したら10点+ボーナスで20点。

2.間違えても自分でやり直して正解できたら正答数+ボーナスで10点。

3.正解にたどり着けなかったら正答数だけの点数。

 

仮に、10枚のプリントを全問正解するとスコアは300点になります。

全問正解する、不正解があっても自力で正解に到達することを評価しているわけです。

※ おわかりかと思いますが、ボーリングの点数を参考にしています。

 

実際にやってみました。

大変そうではあったのですが、みんなそれなりに楽しんでやってくれました。

やってみてよかったことがいくつかあります。

 

1.ミスのパターンがおよそ出尽くした。

方程式、連立方程式では「約分し忘れる」「約分できることの気が付かない」というミスが多かったです。

「2で約分し忘れた」という初歩的なものもあれば、「52/39が13で約分できることに気が付かなかった」というのもあります。

二次方程式では「根号の中を簡単にし忘れた」「±を付け忘れた」というミスが多かったです。

最もこれらのミスは最初の2、3枚のプリントで頻発したのち、徐々に減っていきました。

これは良かったと思います。

 

2.検算する生徒が増えた。

二次方程式で解に平方根が含まれる場合は検算が難しいですが、それ以外の問題、特に1年生の方程式や2年生の連立方程式は検算が容易です。

満点だとボーナス点がつくので、執念深く検算をやる生徒が増えました。

多少、計算スピードが落ちてしまったことが課題ではありますが、ちゃんと正解を出すという意欲を高めてくれたのでうれしかったです。

 

3.自分の計算力がはっきりした。

よくできる人、苦手な人でスコアに顕著な差が出ました。

コンテスト後、上位の数名のスコアと自分のスコアを生徒には伝えました。

このスコアの差が、「もっと練習しないと」という意識につながっています。

口で言われるより、客観的なデータがあったほうが納得できるようです。

 

一方、課題もありました。

2年生の連立方程式の問題が、1、3年生の問題に比べて難しくなってしまったことです。

連立方程式単体の問題では決して難しい方ではないのですが、比較するとどうしても難しく、解くのに時間がかかってしまいました。

結果として2年生のスコアはとても低くなりました。

こういった点は改良していきたいと思います。

 

計算をたくさんやってもらうことにより、参加してくれた生徒の計算力は向上しました。

課題は改善し、またやっていきたいと思います。

 

———————————————
こざかい学習塾
〒468ー0051
名古屋市天白区植田3丁目1505
OMレジデンス植田1階
TEL 052-846-3222 FAX 052-846-3233
web https://kozakai-juku.com/