【高校生指導】「公式」とされていることが何を意味しているのか考えることが物理では大切。

テスト対策ということで高3のN君に物理の指導を行いました。

分野は「波動」で干渉の解説をしました。

そのうえで、ヤングの干渉実験と、薄膜の干渉について演習を行いました。

 

まず最初に波の基本的なことを話しました。

2つの波が「強め合う」「弱め合う」とはどういうことなのか、何が起こっているのか。

まずはこれをしっかり説明し、どういうときに波が強め合い、どういうときに弱め合うのかを話しました。

ここまで話したうえで、問題集にある「強め合う条件」を考えるとようやく理解ができます。

 

「タイミングのぴったり合った2つの波が重なると、波の振幅が2つ合わさって大きくなる。これが強め合っているとき。」

「逆に、タイミングが完全にずれて2つの波が重なると、波の振幅が打ち消し合って0になる。これが弱め合っているとき。」

「2つの波がどんなタイミングで重なるかは、波の経路の差(道のりの差)で決まる。」

「それを式に表したのが、この『強め合う条件、弱め合う条件』の式だよ。」

 

こういったことを説明したうえで、実際の問題に当たります。

基本概念さえわかっておけば、問題はさほど難しくありません。

このあとN君には3題ほど演習問題を解いてもらいましたが、特に問題なく演習は終了しました。

逆に、基本概念がわからず問題ばかり解いていてもできるようにはなりません。

教科書や問題集にサラッと「公式」とされていることが何を意味しているのか考えていくことが大切です。

これがなかなかできないから物理を苦手にする人が多いんですが、やってみるとそう難しいことではないので、あまり毛嫌いせずに物理を勉強してほしいなと思います。

 

N君は来週からテストが始まります。

今日教えたことも、改めて考えると「あれ?」と思うことがあるかもしれません。

その時はまた質問に答えたいと思います。

 

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