勉強がちゃんとした練習になっていなければ、いくらやっても成績は上がりません。

分数のかけ算をやっている小6のJ君。

計算はよくできますが、約分を忘れてしまいます。

 

「約分を忘れないようにするって意識をもって演習しないと結局いつまでたっても直らないから、どれだけ勉強してもテストで間違えちゃうよ。」

 

こんな話をしました。

 

テスト対策で英語の勉強をしている中2のK君。

現在形か過去形か、主語が3単現かそうでないか、be 動詞なのか一般動詞なのか。

いつもこれで間違えます。

 

「これからどんどんいろんなことを勉強していくけど、結局のところ、みんな1年生のときにやったところでミスをしちゃうからテストの点数が下がっちゃうんだよね。」

「これを単に『ミスした』って片付けているうちは絶対に点数が上がらない。ミスをしないようにちゃんと練習をしていかないといけないよ。」

 

こんな話をしました。

 

センター過去問を使って演習している高3のL君。

ここ最近、微分積分とベクトルの基礎演習を行い、その上でセンターの過去問を少しやってみました。

微積分では2問ミス、ベクトルは一応最後まで解けました。

ただし、問題を解くスピードはまだ遅いので、このままだと実際に時間内にできるのは半分(良くて6割)くらいでしょう。

 

「とりあえず今は、全範囲の基本を身に付けてほしい。ただ、そのあと、時間の壁が出てくると思う。」

「解くスピードが速いか遅いかは、基本的に覚えているか覚えていないかの違い。きちんと覚えるためにはこれまでにやったことを何度も繰り返し演習するのが一番。」

「受験生は『あれも足らないからやっておかないと』って心配な気持ちになるから、新しいことよりも一度やったことの復習を優先させるって、結構勇気がいる。」

「でも、ただ漠然と問題を解いていても成績は上がっていかない。今何のために何を勉強するかっていう、目的意識を持ってやることが大切だからね。」

 

こんな話をしました。

 

学年の異なる3人のケースを紹介しましたが、私が言いたいことは結局、

 

「目的意識を持って練習をしなさい。」

 

ということです。

何がいけないのか、何を改善しないといけないのか、そのためには何をしないといけないのか。

それを考えて勉強することが大切です。

ただ机に向かって、問題を解いていればいいのではありません。

それは単なる作業であって練習になっていませんから。

 

勉強しているつもりになっているけれど、実は全く勉強になっていない(練習になっていない)ということはよくあることです。

指導者について勉強をすれは、それはきちんとした練習になります。

だからこそ、個別対応指導をする小さな学習塾のニーズが今でもあるのだと私は考えています。

今日もしっかりと、勉強(練習)を見てあげたいと思います。

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