【中学生指導】ミスは仕方のないものなどではなく、意識して練習をして克服すべきものです。

ちょうど今、中2の生徒たちは英語で、be 動詞の過去形を習っているところです。

すると問題が一つ出てきます。

be 動詞と一般動詞の使い方をしっかり習得できていない生徒は、この分野でまたミスを連発してしまうのです。

先日授業をした W 君もその一人です。

一般動詞 help が使われている文を否定文に変えるとき、wasn’t を使ってしまっていました。

(ちょうどこの単元で was を使った否定文を習ったので、あまり深く考えずに使ってしまったのでしょう)

これ、英語が苦手な生徒にはよくあることです。

 

「一般動詞の否定文は don’t を使い、be 動詞の否定文は am not、aren’t、isn’t を使うんだよ。」

 

中1の最初のほうでこう習っているはずです。

だから、問題文をしっかり読んで、その中に一般動詞が使われているのか、be 動詞が使われているのかを確認すればいいのです。

しかし、英語が苦手な生徒はびっくりするほどこの確認作業が苦手です。

(大人からみると、何も考えずに適当に答えているようにしか思えないくらいです。)

そのため、

 

「英語に関してはどうしたらいいかわかりません。」

「何度も説明しているのにどうしてこれがわからないのか悩んでいます。」

 

といった、保護者の方からの声をよく聞きます。

これに対して、

 

「基本問題の練習不足です。優しい問題を繰り返し何度も解いたり、音読をしましょう。」

 

と、私は答えています。

先ほど紹介した W 君も、

 

「これ、一般動詞があるから wasn’t を使っちゃいけないよね?」

 

と、理解しているのかどうか確認をすれば、やはり理解はしているのです。

それを問題を解くときに発揮できない。

練習が足りないからです。

 

スポーツなんかを例に取ればわかると思いますが、正しい体の動かし方を理解していたとしても、その通りにできるかどうかは全く別問題です。

これ、スポーツだと納得できるのですが、こと勉強になると

 

「理解しているならできるはずだ。できないということは理解できていないということだ。」

 

ってなるんですよね。

否定文を作るためにやっていることって、問題文を読んで一般動詞か be 動詞かどちらが使われているか判断する、主語が単数か複数か確認する、主語が1人称、2人称、3人称のどれか確認する、時制(現在形か過去形か)を確認する。

これだけことを確認しないと正解にはたどり着けません。

基本問題を演習する過程で、以上のことを自然にサラっとやれるまでに習熟しておく必要があります。

「自然にサラっと」です。

というのも、本番のテストではこれに加えてさらに、疑問詞の使い方、進行形、不定詞、動名詞、助動詞、関係代名詞、完了形・・・といった文法項目が含まれた問題を解かなければならないからです。

be 動詞がどうのこうのということなど、意識せずともできるレベルになっていないと必ずミスをします。

(ミスは仕方のないものなどではなく、意識して練習をして克服すべきものです。)

 

基本事項はすんなりできるくらいに慣れておかなければいけません。

さらさらと九九が言えるような感じで。

「理解した」という状態からさらに練習をすることで、そこに達することができます。

そうなれるよう、反復練習を徹底して指導していきたいと思います。

 

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