小６の T 君、理科・社会の指導は塾ではやっていないのですが、「もうすぐテストがあるから何か問題があったらほしい」と言われたので、この間自習に来た時にプリントをあげました。
T 君はそれを受け取り、学校であるテストの対策として勉強していました。
今日、塾に来た時に
「テストの結果どうだった？」
と聞いたら、
「あまり良くありませんでした。結構勉強したのに。」
という返事。ちょっと心配になって話を聞きました。
T 君は結構勉強してテストに臨んだつもりでいるようです。
T 君の言葉に嘘はないと思いますが、理由もなくテストで失敗するはずがありません。
細かく調査しなければいけないなと思い、
「話を聞いているだけではわからないから、テストを見せて。」
T 君にお願いしてテストを見せてもらいました。
テストを見ると、何が原因かよくわかりました。
社会のテストは、問題をよく読んでいないことが原因のミスが多くありました。
一番よくなかったのが、「年表に当てはまる、第二次世界大戦が終わった年を答えなさい。」という問題。
年表は全て西暦で書かれていたのに、T 君は何故か和暦で答えている。
私はそこを指摘して話をしました。
「年表に西暦で書かれているのを完全に見落として昭和何年て答えているね。T 君が点を取れないのは問題を読んでいないからかな。勉強が足りないから点が取れないんじゃないよ。」
厳しい言葉ですが、はっきりと言いました。
続いて理科のテストも見てみました。
てこの原理の部分だけほとんどの問題を間違えていました。
「てこの原理の問題でいっぱい間違えているから、ここは理解できていないんじゃない？」
私がこう言うと T 君は、
「そこはできないと思って全く勉強しなかったんです。」
T 君は正直に言いました。
勉強していなければできないのは当たり前です。
結局、 T 君がテストでよい結果を得られなかった理由は、
１．苦手な分野をそのまま放置してテストに臨んでしまった。
２．問題をよく読まずにミスを多くしてしまった。
この２つです。
T 君のテストをしっかり見て、「やはり理由のない失敗はないなあ」と、改めて思いました。
失敗の理由を見落とさないようにし、しっかり生徒を指導していきたいと思います。
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