【高校生指導】小さな成果の積み重ねがやる気を育て、合格を可能にする。

昨年末あたりから高2生にセンター試験の過去問を用いた指導をしています。

その1人である O 君は、2018年度(本試験・追試験)、2017年度(本試験)の数学ⅠA・ⅡB を終え、昨日の授業から 2017年度(追試験)の問題を解き始めています。

やっていることはとてもシンプルです。

まずは自力で問題を解いてもらう。

どうしていいかわからなくなったら私がヒントを出す。

そのヒントをもとにまた解き進めてもらう。

大問1つを解き終えたら、改めて解答のレビューをする。

こんな感じです。

 

ヒントの出し方には気を付けています。

 

「『〇〇を求めよ』ってあるけど、こういう問題解いたことあるよね。どうやったか覚えている?」

「センターの問題は誘導式になっている。さっき求めたこの式が使えるから考えてみて。」

「公式だけ教えるから、それをどう使うかは考えてみて。」

「問題に△△があるけれど、〇〇の分野で△△が出てくる公式は2つしかない。どっちかを使うんだよ。」

 

私がよく使うセリフです。

全てを教えてしまっては、問題を見る目を養うことができませんからね。

注意してヒントを与えるようにしています。

 

ヒントを通じて、問題文のどこに注目すべきかを教えるようにしています。

入試問題を解くために必要な知識は学校で使っている教科書や問題集にほとんど載っているので、練習さえしていればそのうち身に付きます。

問題なのは、その知識をどう使うかなのです。

数学が苦手な人は大抵、

 

「公式を使えば解ける問題はできるけど、それ以外の問題は何をやっていいかわからなくなってしまう。」

 

という特徴があります。

何をすればいいかは、問題文をしっかり読み取ることでわかることです。

押さえておくべきポイントを押さえておけばわかるようになります。

授業でやっているのはその訓練です。

 

センター過去問を始めて解いたときはほとんどできなかった。

公式をかなり忘れていることを実感した。

公式を思い出してきても解き方を思いつかないことに愕然とした。

解き方を何とか思いつけても早く解けない。

今の O 君はこんな状況でしょうか。

ちょっと成長するとまた新たな課題が出てきます。

まだやらなければならないことはたくさんあります。

 

しかし O 君、昨日やった数学ⅠAの三角比の問題は、この分野だけに限れば合格点を取ることができました。

小さな成長を見落とさないようにすることも、指導者には大切です。

結果が少しずつ出ている事実は生徒のやる気を育てます。

きっと O 君はやってくれると信じています。

入試まで、一緒にがんばって行こうと思います。

 

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