【高校生指導】復習をやりこむことの大切さを伝える(センター数学指導)

本日は、朝から中学生を対象とした英語の音読練習をしていました。

このところのどの調子がいまいちなので、ちょっと生徒には迷惑をかけてしまいましたが無事に終わりました。

年末から数えて今日が3回目です。

生徒たちも大分慣れてきたようで、最初に比べてミスが減り、読むスピードが上がっています。

この調子でがんばってもらいたいところです。

 

音読とは別に、今日は高校生が自習に来ていました。

その1人が高2の F 君です。

F 君は昨年の12月ごろから、センター試験の過去問を使った指導をしています。

(授業の中で私が少しずつヒントを出して解いていってもらっています。)

今週になり、最初の1年分の数ⅠAとⅡBの問題をやり終えました。

そこで、

 

「やったことが身についているかチェックする必要があると思う。」

「解説を書き込んだプリントじゃ復習やりにくいだろうし、新しいプリントを用意しておくから土曜日に来てもう一度問題を解いてみない?」

 

と私が提案していました。

 

「そうですね。わかりました。」

 

F 君は素直にこう言い、今日来てくれたのです。

初めに少し見直しをする時間を取り、F 君のタイミングで問題を解いてもらいました。

ちょうど中学生の音読練習が終わり、余裕ができたタイミングで、

 

「どう?できている?」

 

と、私は F 君に声をかけました。

 

「まずは一通りできる問題を解いてしまおうと思ってやっているんですけど・・・」

 

F 君の言葉は歯切れがよくありません。

あまり順調ではないようです。

 

「解けない問題が結構あります。」

「知識がうろ覚えで混乱しています。」

 

F 君はこう言います。

F 君には悪いのですが、私の中では想定内の反応です。

本当のところを言うと、「ちょっとやったくらいでは全然できるようにならない。できるようにするにはかなり復習をやりこまなければいけない。」ということを F 君に実感してもらうために、今日の自習を提案したのですから。

 

「まあ、1回説明を聞いてすぐできるようになっていたら、来年と言わず来週にある今年のセンター試験でいい点とれちゃうからね。」

「できなくても問題ないよ。というか、できないのが普通かな。」

「授業で1回解いて、今日もう1回解いてもらった。あと1回春休みにでもやり直してもらえれば、そこでようやく定着するくらいだと思うよ。」

 

私はこう F 君に説明しました。

そしてそこから、F 君の質問に答えていました。

 

・分散、標準偏差、共分散について

F 君はこれらの定義をややあいまいにしていました。

教科書を持ってきてそれぞれがどう定義されているか説明した後、

 

「問題を解くときの計算式では、記号の書き方を統一した方がいいよ。」

「教科書の書き方と F 君の書いた式は少し違っている。」

「書き方が違うだけで間違っているわけじゃないんだけど、解いている過程で『あれ、こんなふうに教科書に書いてあったっけ?』という疑念が残ると力を出せなくなる。」

「それが F 君の混乱の一因になっていると思うから。」

 

こういったアドバイスをしました。

 

・2次関数の最小値を扱う問題について

式の中に文字が入っていることでどうしていいかわからなくなっていました。

そこで私はグラフを描いて説明します。

 

「最大値や最小値を求める問題は、平方完成してグラフを描いて考えるのが基本。」

「『最小値 f(a) を取るとの a の範囲を求めよ』って、この問題も『最小値』がキーワードになっているからグラフを考えないといけない。」

「このグラフは上に凸だから、f(a) が最小値になる条件っていうのは、グラフの軸に対して x=a が最も離れているようになればいい。」

「って、こういう問題解いたことあるんじゃない?」

 

ここまで説明したところで F 君も理解しました。

 

 

F 君が塾に居たのは2時間くらいだったでしょうか。

お昼の時間が近づいてきたこともあり、F 君は

 

「残りは家でやってみます」

 

と言って帰っていきました。

 

「やってみてわからないところがあったらまた聞いて。教えるから。」

 

F 君の去り際、私はこう言いました。

やっては質問し、また自分でやってみる。

これまでもやっていたサイクルを、これからもずっとやっていくことになります。

地味な作業ですが、結局のところ受験勉強ではこれが一番強力なのです。

F 君と一緒にがんばっていきたいと思います。

 

今日は午後からもう一人、高2の生徒が来てくれて受験の話をしていました。

こちらも紹介しようと思ったのですが、長くなったのでこの話はまた別の機会したいと思います。

それでは本日はこのあたりで。

 

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