【大学受験指導】個別対応指導の塾が行う大学受験指導

現在、高2の生徒を対象に大学受験対策の指導を始めています。

とりあえずはセンター試験の問題を時間を測って解いてもらい、現時点での得点を把握する。

続いて問題を1問ずつ一緒に解きながら、入試問題がどんなものであるかを体験してもらう。

その過程で生徒の立場から、教える講師の立場から色々なことが分かってきます

問題を解いてみた生徒の感想は以下のようなものです。

 

数学

・公式をかなり忘れている(特に1年生で学習したもの)。

・チャートやフォーカスでやったことが出題されている(が、解き方を忘れていてできない)。

・言われればすぐわかるようなことを自力で思いつけない。

 

英語

・文法は少しはできるが長文が全く解けない。

・知らない単語が非常に多く、単語力の無さを痛感する。

・圧倒的に時間が足らない(特に長文を速く読めない)。

 

そして、現在の自分の学力(センター試験の得点率)と志望校のボーダーラインの差を知って愕然とします。

 

「本当に1年で合格圏内まで行けるんでしょうか・・・」

 

みなこんなことを言います。

 

「もちろん簡単じゃないけど、これまで入試を意識したことをやって来たの?やってないでしょ。今はできなくて当然。これからだよ、これから。」

 

私はこんな声をかけています。

 

これから1年かけてやるべきことはたくさんあります。

数学は基本問題から総復習をしなくてはなりません。

英語は文法の基礎を押さえたうえで、語彙力を強化していかなくてはなりません。

その上でセンター試験、私立入試、国公立2次試験の対策をしていく・・・。

先は長いです。

 

長年大学受験対策をしていて最も課題となるのが、生徒のモチベーションの維持です。

入試が近づいてくると「本当に合格できるんだろうか」という不安との戦いとなり、前向きに勉強できなくなる生徒がいます。

だから前もって計画的に勉強していかないといけないのですが、時間的に余裕がある段階では逆に「まだ先だから」と、悪い意味で危機感が持てない。

そこをうまく導いていかなくてはいけません。

 

センター試験の問題を生徒に解いてもらい、「〇〇君は確率が弱いけれど数列は強いなあ」「〇〇君は特に語彙力を強化しないといけないなあ」と、私としてもいろいろな発見があります。

そして「悪い意味で危機感がない」ということも感じています。

「がんばらないと合格できない」ということを口では言います。

ではそれを行動に移せるのかといったら簡単にはできません。

問題を解く練習をしてもできるようになるまで徹底的にやるということがどういうことかわからない。

「問題を一回はやってみましたが結局解けません」を繰り返してしまう。

この調子では絶対に後悔するのですが・・・、受験をやったことがないからそれがわからないんですよね。

ただ問題の解き方やテクニックを教えるだけなら大手予備校やカリスマ講師の映像授業が優れていると思います。

しかし問題の解き方やテクニックを教わるだけでは合格できるかといえば、そうでない人もたくさんいます。

大学受験は自分との戦いですから。自分に勝たないといけません。

自分との戦いは本当に大変です。一人ではくじけてしまうことも珍しくありません。

だからこそ、私はそんな生徒を手助けしてあげたいなと。

年内の通常授業最終日に、そんなことを思っています。

 

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