【高校生指導】センター数学過去問を用いた大学受験対策を始めます。

昨日、娘を連れて牧野ヶ池緑地まで行ってきました。

十分遊ばせてあげればたくさん(少なくとも2時間)お昼寝してくれるかなと思っていたのですが、甘かった・・・。

寝るには寝てくれたんですが、1時間ちょっとだったでしょうか。

どんどん体力がついてきているように思います。成長はうれしいんですけどね^^;

 

今日は先週末に高2のH君に行った、センター数学過去問を用いた大学受験対策の授業を紹介したいと思います。

この時期になると、国公立大学を受験する高3・既卒生はセンター試験対策をバンバンやっていると思います。

高2のH君はそこまでやる必要はありません。

まずはセンター試験がどんなものであるか、出題傾向と難易度を知ることです。

そしてH君の得点力を知る。

志望校の合格に必要な得点とH君の得点の差から、本番までにどれだけできるようにしなければならないかわかります。

 

まずH君に解いてもらったのは、2018年度追試験のセンター数学ⅠAです。

一気に全問解くのではなく、分野別に解いていってもらうことにしました。

最初の「式の計算」の問題から。

式変形はうまくいき、計算をどんどん進めていくH君。

しかし、

「これ、何をやっていいかわかりません。」

とH君。問題文にある式の形を見て、何を求めていいかわからなくなってしまったようです。

H君の途中式を見てみると、正しい計算をやっています。

「前に解いた問題の答えがヒントになっているんだよ。有理数の条件は〇〇と書いてあるでしょ。これを使えば△△が0になるはずだから、そこから条件式を作るんだよ。」

H君は言われればすぐわかりました。

そして、

「このやり方で合っていて、そのままやり続ければよかったのか・・・」

と、少々悔しそうに言いました。

 

続いて必要条件と十分条件の問題。

H君が解いていきますが、ちょっとやり方がいまいち。

間違っているわけではありませんが、もっといいやり方があります。

H君が少し解いたところで、

「ちょっとこの問題集見てみて(と言って入試基礎固め用の問題集を見せる)。必要十分条件の問題って、最初に条件式をこうやって処理しておくといいんだよ。そして数直線で考える。」

H君はさらに続けて解いていきます。

最後の問題だけどうしても解けなかったので、解き方を説明しました。

「ああ、こういうの前にやりましたね。」

ちょっと説明して思い出せるのであれば大丈夫。

 

最後に2次関数の問題を解いてもらいました。

ここは最初の問題は解けましたが、それから先の問題は解けませんでした。

パッと見、難しそうな問題でしたが、よくある最大値・最小値の問題です。

ちょっと考えればわかるのですが、慣れないうちはそれができないのがセンターの問題です。

 

大問1の、30点分の問題を解き終えて、私は説明しました。

 

「河合塾・駿台のデータによると、H君の志望校はセンターで8割は取らないといけない。」

「ということは、単純に考えて、今日やった30点分のうち、落としていいのは6点になる。」

「逆に考えれば、6点は落としても大丈夫ということ。」

「今日やった問題のうち、必要・十分条件の問題の最後の問題は難しかったけど、配点2点だし、できなくても問題ない。」

「逆に、2次関数の問題は1問の配点が大きいから、これを落とすのはまずい。」

「全問出来るようにしようとするんじゃなく、まずは取るべき問題を落とさないように勉強していってほしい。」

「さらに数学で点を稼ぎたかったらそれ以上の勉強をしないといけないけど、数学より他の教科のほうが点があげやすくないかどうか、しっかり考えてからやるようにして。」

 

H君は問題を解き終わったとき、「全部できるようにしないと」と考えていました。

上を目指すことは素晴らしいのですが、8割を目指す勉強とそれ以上を目指す勉強では、勉強量が大きく異なってきます。

入試は数学だけの勝負ではありませんからね。

そのあたりは私がきちんと指導していかなくてはいけないと思っています。

とはいっても、まだH君の大学受験対策は始まったばかり。

一つ一つ、教えていこうと思っています。

 

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