【中高生指導】中学生・高校生はどんなことを質問しているのか?

植田中学2学期期末テスト前、最後の週末です。

今日は朝の10時から教室を開けてテスト対策をしています。

テスト対策では植田中の生徒以外に、私立中の生徒や高校生も来ています。

学校や学年が違う生徒たちが1つの教室の中で黙々と勉強している姿は、見ていて心地いいものです。

 

生徒たちからはいろいろな質問が出ます。

一番多いのは中高生どちらも数学の質問です。

続いて理科ですね。高校生の場合は化学の質問が多いです。

物理で困っている生徒もいるのですが、物理選択者より化学選択者のほうが多いので、自然と化学の質問が増えます。

 

今日はテスト対策中にされた質問をいくつか紹介します。

1.【中学理科】授業でやった理科のプリント(計算問題)がわかりません。

水溶液の濃度(質量パーセント濃度)を計算する問題です。

学校の授業で先生が解説してくれたのですが、よくわからないとのこと。

一つずつ説明し、途中計算をルーズリーフに書いて渡しました。

 

2.【中学数学】連立方程式の文章題がわかりません。

電車が鉄橋を渡ったり、トンネルを通り抜けるする条件から、列車の長さを求める問題を質問されました。

図に書いて、実際に電車が走った道のりを説明してあげるとよくわかります。

実際に私が図を描いて、式を立てたものを渡しました。

 

3.【高校数学】どこで計算を間違えたのかわかりません。

出した答えが模範解答と違っていたため、なにがいけなかったのか質問されました。

私がしっかりチェックしてみると・・・、式の表し方が違うだけで正解していました。

書き方はいろいろありますからね(例えば √x と x1/2  は同じです)。

このケースでは生徒の答えは間違っていなかったのですが、本当に間違えている場合は生徒の途中計算をしっかり見ていきます。

計算間違いのパターンはだいたい決まっているので、ちょっと見ればわかることが多いです。

 

4.【高校数学】式変形がわかりません。

解説に途中式が書いてあるのですが、その途中式がわからないという質問がよくあります。

単に約分しているだけだったり、因数分解していたり、別の公式を使っていたり、原因は様々です。

これ、多くの高校生が経験していることだと思います。

問題集の解説って、自分の知りたい肝心な部分が省略されているものなんですよね^^;

だからその都度、私が説明するようにしています。

 

5.【高校数学】なぜそのやり方なのかわかりません(解答の方針がわからない)。

数学がある程度できる生徒によくある質問です。

解答を導くプロセスは理解できるのに、なぜそのやり方をするのか、なぜそのやり方を選ぶのかがわからないと何となく気持ちが悪いんですよね。

大抵は問題文にある「式の形」と「条件式」から解き方が決まります。

なので、問題文にある式のどこに注目するといいかを教えてあげています。

 

6.【高校物理・化学】どうしてこの式が出てくるのかわかりません。

いわゆる「理科」の計算問題は、数学に比べて難しいものではありません。

式の根拠が難しい(わかりにくいといった方がいいかもしれません)のです。

・中和反応だから、「H+とOH-の数が等しい」ことから式を立てる。

・摩擦や空気抵抗がないから、「力学的エネルギー保存則」から式を立てる。

説明されればすぐわかるのに、自分一人だとなかなかわからない。

こんな特徴があるのでなるべく私が説明するようにしています。

 

ザっと書いてきましたが、中学生の質問と高校生の質問には違いがみられるのがおわかりいただけたと思います。

中学生は、「この問題がわからない」と、ある問題の解き方を最初から最後まで聞くような質問をします。

一方高校生は、解説を読んでわからなかったある一点を聞いてきます。そして抽象的な質問が増えます。

いろんな学年の生徒を個別に見ていることで、「成長しているんだな」と感じます。

 

子どもたちからすれば「テスト」って嫌なものだとは思いますが、テスト経験を経ることによって大切な力が育っていくのだと思います。

前向きにがんばってもらいたいものです。

 

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