【小学生指導】成功体験の有無が得意・不得意を分ける(算数の文章題)

算数の文章題が苦手という小学生、たくさんいますね。

今日は小4のAさんとBさんにやってもらった文章題の基礎練習について紹介したいと思います。

 

Aさんは「計算は得意だけれども文章題は苦手」という生徒です。

授業の前半ではかっこを含む四則(たし算、ひき算、かけ算、わり算)の計算をやってもらいましたが、どれも良くできていました。

「計算は得意」と言っていましたからね。さすがです。

続いて文章題を3問ほど解いてもらいました。

すると2問間違えてしまいました。

説明をすればすぐ理解してくれるのですが、どうやって式を立てるといいかわからなかったようです。

 

授業の後半では次のような問題を解いてもらいました。

このような図を「線分図(問題に出てくる数量の関係を線分で表したもの)」といいます。

数量と数量の関係がよくわかるようになるので、問題の言っていることを整理するのに有効です。

 

文章題が苦手な人は、問題文にある数量の関係を読み取ることが苦手な人です。

「図にかいて整理するとよくわかるよ。」と、私も授業で話をするのですが、

「どう図をかいたらいいかわからない。」

「図にかいてもわからない。」

というケースが多いのです。

そこで今回は、文章題を解く前段階として、線分図をから数量と数量の関係を読み取る練習をやってもらいました。

 

問題を見たAさん、最初は「?」という感じでした。

しかし、1問だけ例題として解き方を私が説明したらすぐに要領を得ました。

次々に問題を解いていき、そのほとんどに正解してくれました。

Aさんは算数の問題を解いているというより、「パズル」を解いているような気持になったようで、迎えに来たお母さんに

「楽しかった。」

と言って帰っていきました。

 

続いてBさん。Bさんは算数が嫌いで、特に「わり算」が嫌いです。

Bさんにも授業の後半で線分図の問題を解いてもらったのですが、少し難しかったようです。

そこでもう少し易しい問題からスタートすることにしました。

「嫌だ―、やりたくない。」と言っていたBさんですが、やってみて解けることがわかると不平を言いながらも次々と問題を解いていきました。

途中で問題のレベルを少し上げたのですが、調子が出てきたためか、特に問題なく解くことができました。

最後まで集中力を切らすことなくやり切ってくれたことも、非常に良かったと思います。

(嫌いな算数なのによく頑張ったと思います。)

 

 

「文章題を図にかいて整理するとよくわかるようになる」ことは紛れもない事実です。

すると先ほど述べたように、生徒たちは「どう図をかいたらいいかわからない。」「図にかいてもわからない。」と言います。

生徒たちの言い分ももちろんわかるのですが、これって本当は、

・図にかいて『わかった』という経験がないから、かいても無駄だと思っている。

・無駄だと思うからわざわざ図をかくというめんどうなことをやりたくない。

だと私は思っています。

「やりたくない」は「わからない」より厄介です。

 

算数・数学が苦手な人は

「算数・数学ができる人は答えをパッとひらめいている」→「ひらめかない自分に問題は解けない。」

と誤解しています。

実際に算数・数学のできる人は、

「パッと見た感じ、解き方をひらめかない。とりあえずわかるところだけやってみよう。やっているうちに解き方が見えてくるはずだ。」

と考えて、「手を動かして」問題を解いています。

 

手を動かしていると問題を解くヒントにたどり着ける。

算数・数学のできる人はこの事実を「体験している」ので、「ある数字だけで計算してみよう」「とりあえず図をかいてみよう」と、手を動かすことができます。結果としてヒントにたどり着きます。

一方、算数・数学のできない人は「答えをすぐ出せそうにない(=わからない)からやるのを辞めよう」と考えて手を動かすことができないため、ヒントにたどり着くことができません。

だから「やりたくない=手を動かしたくない」は厄介なのです。

 

2人の小学生に「線分図」の問題を解いてもらいましたが、線分図の問題を解くことを繰り返すことによって、

「線分図にすれば解けるから、文章題を読んで線分図さえかければ問題を解くことができる」

と感じてもらえたらうれしいなと思っています。

いわゆる「成功体験」というものです。

「やってみたらできた」→「1度はできたんだから次の問題もできるはず」と思えれば、生徒たちは自分から進んで勉強するようになります。

成功体験は強力です。

あの手この手を使い、「やってみればできるんだ」と、生徒たちに体験してもらえるよう指導しておいきたいと思います。

 

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