今日、文具店に行ってチェックペンとカラーシートを買ってきました。
教科書やプリントにマーカーを引いて、上からシートをかけて暗記の確認をするというテスト勉強でおなじみのものですね。
便利な勉強法なので、やり方を知らない生徒がいたらこれを使って教えてあげようと思っています。
さて、今日のブログでは、中学校の定期テストで点の取れる人とそうでない人には、勉強のやり方(今回は特にワークのやり方)でどんな違いがあるのかをお伝えしたいと思います。
同じ中学に通う生徒であれば、教科書・ワークは同じですし、教えてくれる先生も(少なくともクラス単位では)同じです。各教科の授業数も同じなので、学校での勉強時間は同じになります。
それでも生徒によって学力はまちまちですね。
学力に差がつく理由は様々ありますが、ワークのやり方の違いについて考えてみると、
1.教科書を見ながらやったり人に聞きながらやるか、何も見ずに独力で解くか。
2.こまめに答え合わせをするか、一気に答え合わせをするか。
3.間違えたときその原因を明らかにするか、解説もろくに読まず終わらせるか。
4.間違えた問題をできるまで繰り返し練習するか、「〇回やった」と回数に満足して終わるか。
といった理由が考えられます。
入試・定期テストに向けた勉強は、「出題される内容を知る」「出題内容の中で自分ができることとできないことを確認する」「できないことをできるようになるまで繰り返し練習する」の順で行います。
「出題される内容を知る」ために、入試では過去問研究などを行いますが、定期テストであればそこまでする必要はありません。
学校でやったことの1・2カ月分の内容で、教科書やプリント、ワークから出題されるので何が出るかそう迷いませんからね。
初めにやらなければいけないことは、「出題内容の中で自分ができることとできないことを確認する」になります。
だから、「1.教科書を見ながらやったり人に聞きながらやるか、何も見ずに独力で解くか。」が重要なわけです。
「この問題が解けない」ということを明確にしましょう。
独力で解けず、教科書を見たり、人に聞いて解いた問題には印だけつけておくといいです。
これで後からやり直しができますから。
「2.こまめに答え合わせをするか、一気に答え合わせをするか。」についてですが、こまめに答え合わせをしたほうが、どこでつまずいているのかがわかりやすくなります。
また、1つ間違えたことを修正して次の問題ですぐ活かせるようになるのでミスが減っていきます。
ただし、デメリットとしてワークを終わらせるのに時間はかかります。
それを嫌って答え合わせを最後に一気にやる生徒がいますが、これはただ早く終わるだけでそれ以外のメリットがありません。
ワークをただ終わらせるのではなく、学力をつけようと考えるのであれば、答え合わせはこまめにするべきです。
ワークをただ終わらせるのではなく、繰り返し練数してできるようにするには間違えた原因を明らかにしなければなりません。
原因もわからず繰り返していてもまぐれで正解することはあります。
しかしそれでは本番でも運を天に任せるようなことになってしまいます。
「3.間違えたときその原因を明らかにするか、解説もろくに読まず終わらせるか。」「間違えた問題をできるまで繰り返し練習するか、「〇回やった」と回数に満足して終わるか。」の違いは、目的意識の違いです。
単純に「繰り返し練習しなければいけないことをわかっていない」という可能性もあるので、ここは指導者がしっかり説明してあげなければなりません。
解説をしっかり読んでいるとワークを終わらせるのに時間がかかってしまいます。
できるまで何回も解いていればなおさらです。
提出期限に追われている生徒は余裕がなくなってしまうので、計画的にワークを進める必要があります。
読んでいてお気付きになられたかもしれませんが、テストで点が取れるようワークをしっかりやろうとすると、時間がかかり、面倒なのです。
中学生の頭の中には「正しい勉強のやり方=少ない努力で点が上がる勉強のやり方」というイメージがあるため、指導者や保護者の考え方と衝突します。
生徒と向き合ってきちんと説明し、納得させた上でないと、ワークのやり方ひとつとってもなかなか改善されません。
時間もかかり、根気のいる作業です。
だからこそ、映像授業などの新しいコンテンツがたくさん出てきている現在においても、対面式で行う昔ながらのアナログな学習塾が必要とされているのだと私は思います。
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