【中学生テスト対策】質問ができるようになった、自信が芽生えてきた(植田中学1年Fさんの場合)

今日、机と椅子の拭き掃除をしていると、掃き掃除で残っていた消しゴムのカスがいつもに比べて多いように感じました。

実はこれ、ここ最近は毎日感じていることです。

テスト対策で生徒が普段より長時間教室を利用しているからでしょうね。

こんなところでも生徒たちの頑張りを感じました。

 

今日お話しするのは植田中1年のFさんのテスト対策です。

英語・数学を中心にお話ししようと思います。

 

まずは英語からです。

2学期に入ってからは学校の授業に合わせてまずは、授業を完全理解するようにしてきました。

具体的には「英単語の意味調べと書き取り練習」「各単元の文法事項の確認」「教科書本文の理解」「簡単な問題演習」といったことです。

また、毎回の授業で必ず「学校の授業や宿題でわからないことはない?」と聞いていました。

(Fさんはやや内気なところがあるので私からヤンワリ声をたくさんかけています。)

これを継続したからでしょうか。

初めのうちはなかなか質問のできなかったFさんですが、最近は何かわからないことがあるとちゃんと聞いてくるようになりました。

(英語はある程度わかっているようで、数学の質問が多いです。)

質問するということは「自己主張」と「学習内容の理解度が自身でわかってきた」ことなので大きな成長です。

 

先週の段階でテスト範囲になるであろう箇所の基礎は固まっていたので、テスト対策では問題演習をどんどん行っています(まずは学校のワークから)。

この間の3連休で、問題演習はかなりやりました。

とりあえず学校のワークはすべて終わらせたのですが、その過程で以下のようなミスをすることが分かってきました。

 

・3単現の「s」をつけることを理解しているがつい忘れる。

・並び替え問題で「much」「well」といった副詞の位置を間違える。

・複数形にし忘れる、または単数のものを複数形にしてしまう。

・「What」の文章をつい「Yes」「No」で答えてしまう。

 

ミスのパターンがわかってきたので、現在はこれに気を付けながら復習をしているところです。

演習をやっているなかでFさんが「いつもに比べて(学校のワークが)終わるのが早いです」と言っていました。

勉強はワークを一通りやるだけで終えてはいけませんからね。

その後の復習・やり直しこそが本当の勉強です(中学生はこれをわかっていないことが多いです)。

 

先ほどFさんのミスのパターンをいくつか挙げましたが、できるようになったこともたくさんあります。

・「How many」を使った英文を正しく書けるようになった。

・苦手だったいくつかの英単語を書けるようになった。

・「He and she」といった主語のとき、うっかり3単元の「s」をつけないようになった。

 

復習をすればするだけ、Fさんはできることが増えています。

残り1週間でどんどん復習を進めていきたいと思います。

 

話は変わって数学のテスト対策です。

今回のテストは「方程式」「変化と対応(比例まで)」が主な内容です。

Fさんは数学に苦手意識を持っていますが、基本的なことは身についています。

英語と同様、数学もまずは学校のワークを使った演習をしたのですが、これは先週土曜のテスト対策の段階で既に終えています。

厄介な問題を既に質問してくれていたことが幸いし、すべて終えるのにそう時間はかかりませんでした。

一通りの演習を終え、Fさんの次のようなミスの特徴を掴んでいます。

 

・一通り方程式の式変形をした後、足し算引き算でミスをする。

・同様に方程式で両辺をxの係数で割るときに答えが分数になるものではよくミスをする。

・方程式の文章題(速さの問題)で時間が等しいことを利用して式を立てるときにミスをする。

・方程式の文章題(過不足の問題)で長椅子の問題だと式を立て間違える。

 

Fさんは「内気な性格で自分から質問できない」ということは先ほども述べましたが(ほぼ改善されていますが)、一方で「言われたことを素直にやれる」という優れた性格の持ち主です。

実は私、指導していてこのFさんの性格に大変助けられています。

素直な気持ちは、努力が身になる大きな条件です。

 

Fさんが入塾して間もなくのころ、私は「例題を参考にして同じように途中式を書いて」とFさんに伝えました。

もうひとつ、「教えてもらって解けた問題は印をつけておいて。また、間違えた問題は消さずに必ず赤ペンで直しておいてね。」とも伝えました。

Fさんはこれらを忠実に守っています。

そのため、ワークをサッと見れば先ほど挙げたFさんの弱点は一目瞭然なのです。

数学については残りの期間で何をやるかが明確になったので、現在はバランスを考えて他の教科の勉強を優先させています。

 

現在Fさんは、学校に提出する課題として英数国理は終了し、社会だけ残しています。

社会の課題を進めるとともに、課題を終えた教科について復習をするよう指示しています。

家でやれる分は家で(または自習室を利用した自習で)やってもらい、今週の授業と週末のテスト対策で総仕上げをする予定です。

 

Fさんは現在、「今回のテストはいつもよりいけそうな気がする」と感じています。

(内気なので自信をもって明確に言っているわけではないですが・・・)

この「いけそうな気がする」という気持ちが最後の一押しをするときの力になると、私は感じています。

人間誰しも「やれそうな気がする」と思えると力を発揮できますからね。

まだ気も抜けませんし、油断もできませんが、きっとFさんはやってくれるのではないかと私は思っています。

 

これから繰り返し復習・練習をするという勉強が続きます。

自信は練習から生まれます。

Fさんが自信をもって本番に臨めるよう、残りの期間でしっかりサポートしていきたいと思います。

 

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