【体験授業】工業高校から高専へ編入するために

先日、名古屋市内の工業高校へ通っている高1の生徒の保護者からお問い合わせがありました。

話を聞いてみると、「将来高専に編入したいので、編入試験に向けた指導をしてほしい」ということでした。

私に高専の編入試験に向けた指導の経験はありません。

私は、「高専の編入試験に向けた指導の経験が無い。」ということを正直にお伝えしました。

同時に、「できる限りのお手伝いはさせてほしい。」という私の気持ちをお伝えしました。

お電話だけでは詳しい話をすることができなかったので、一度塾に来ていただいて、直接お話させていただくことにしました。

 

電話を終えてから、私は高専の編入試験について調べてみました。

学校によって多少異なりますが、試験科目は英語、数学、物理または専門科目の選択のようでした。

専門科目以外だったら指導することはできます。

その後、編入試験の過去問も調べてみたのですが、専門科目以外なら問題なく指導できることが確認できました。

面談で以上のことをお伝えし、本日、体験授業を実施しました。

 

体験授業で生徒本人(W君)からさらに詳しいことを聞きました。

そこで次のようなことがわかりました。

 

1.数学

数学は普通科の高校と同じことをやっているので、学校の授業に沿った指導をしながら基本が身に付いたら入試対策をすれば良い。

ただし、専門科目の授業があるため数学の授業数は少ない。

授業数が少ない分、1回の授業で進む量が多くなっており、これが原因でW君は数学を苦手としている。

 

2.英語

W君はもともと英語を得意としている。

W君のレベルからすると学校の授業は非常に簡単な内容で(あまり勉強せずとも90点くらい取れているよう)、これだけでは入試に対応できないため、塾でフォローする必要がある。

 

3.物理および専門科目

現在のところW君は専門科目ではなく物理で受験することを考えている。

ただし、学校の授業で物理が始まるのは2年生からなので、当面は数学と英語を優先する。

 

聞き取りが終わってから、W君の学力を知るためにいくつか問題を解いてもらいました。

その結果、しっかり対策を取れば十分合格に導けることがわかりました。

 

授業の最後には、現在どんなことをやっているのか、将来何をやりたいのかといったことを聞きました。

W君は情報系に進むことを考えており、将来はエンジニアとして活躍したいという夢を持っていました。

また、「自分でスマホ用アプリを作っている」と教えてくれたので、それを見せてもらいました。

私は「たいしたものだな」と思っていたのですが、W君はむしろハードの方が得意で、自分でパソコンを組み立てたりサーバーを構築していることを話してくれました。

自分が何をしたいのかが明確で、その方向に向けた努力をきちんとしている(W君自身は好きなだけで「努力」と思っていないのでしょうが・・・)。

そんな印象をW君に抱きました。

 

私はW君の話を聞いて、「W君と一緒に目標に向かってがんばれってみたいなあ、そしてそれはワクワクするなあ」と思いました。

しかし今日の授業はあくまで体験授業です。入塾するかどうかはW君が決めることです。

入塾してもらえるかはどうあれ、W君のこれからが良い方向に行くように祈っています。

 

こざかい学習塾は名古屋市天白区植田にある学習塾です。

夢に向かってがんばる生徒たちを応援しています。