ある中学生に聞いた話ですが、今年の夏は暑さのために予定していた練習を全て中止している部活動もあるそうです。
名古屋では今週末、多少暑さが和らぐようですがその代わりに台風が接近しているようです。
いずれにしても天候には十分注意して過ごしていただきたいと思います。
今日は中1英語のテストで点数を取りこぼさな勉強についてお話ししたいと思います。
中1の初めに学習する内容は簡単なものが多いので一般的に1学期中間テストの平均点は高くなります。
それが1学期が終わることになると少しずつ差がつき、英語に対する苦手意識を持ち始める生徒も出てきます。
それなりに理解は出来ているはずなのに点数が伸び悩む人には共通して「ミスに対する意識が低い」という特徴があります。
典型的なものは「ピリオドやコンマ、クエスチョンマークを忘れる」「大文字と小文字を間違える」といったものですね。
「あ、いけない。注意しなきゃ。」とは思っても、ついつい忘れてミスを繰り返してしまうものです。
今日指導をしていた中1のA君も、気をつけてはいるんですがいろいろとミスをしてしまいます。
私は問題を解く前に、「さっき、ピリオドやコンマ、クエスチョンマークを忘れちゃっていたね。また問題を解いてもらうけど、『ピリオドやコンマを忘れずに書けるようにすること 』がこの問題演習の目的だからね。」
と言いました。(勉強の効果を高めるには目的意識を持つことが大切です)
A君は見開き1ページの問題を解きました。注意してやってくれたので正答率は上がりましたがそれでもいくつかミスをしてしまいました。
「だいぶ書けるようになったね。いくつか間違えちゃった問題は一度声を出して読んでおこう。」
こう言ってミスをしてしまった問題を音読してもらいました。
人によっては「間違えた問題の英文をノートに書かせる。」場合もあります。
言い方は悪いですが、ミスしたことに対するペナルティを与えているわけです。
(「ミスしたことに対するペナルティ」は、私自身も学生時代にやっていました。ここで紹介しようと思ったのですが長くなりそうだったので割愛します。)
ペナルティを受けることは誰だって嫌です。
私がこのペナルティを与えているのは、生徒に「ペナルティを受けたくないからミスしないように真剣に取り組もう」と思ってもらいたいからです。
また、ミスをしてしまったとしてもペナルティはそれ自体が勉強ですから、効果は自分に返ってきます。
こういった理由から私は生徒にミスしたときにペナルティを与えるようにしています。
陳腐な例で恐縮ですが、ある漫画でこのミスしたことに対して自分にペナルティを与えることを「自分ルール」と言っていました。
おそらく検索すれば出てくると思います。
今日の音読のペナルティのことでいえば、音読させることによってA君の「発音に弱い」という弱点が新たに見つかったという利点もありました。
聞いてみると、学校の授業ではあまり発音練習をしていないそうです。
このあたりは夏の授業で強化していきたいと思います。
大変ではありますが、皆さんもミスを減らすために何かしらのペナルティを決めてみてはどうでしょうか?
それではまた。