英文法をマスターするには(高校生編)

本日のブログは前回の続きになります。

「先生、次のテストに向けて何を勉強したらいいですか?」

 

・・・

「先生、英文法の勉強はどうしたらいいでしょうか?」

「それはね、この単元で何を扱っているか考えてみようか。」

「関係代名詞の非制限用法ですね。」(文法事項を確認している人はなかなか優秀?何が何だかわからなくても大丈夫ですよ!)

「そうだね。じゃあ関係代名詞の非制限用法が使われているのは本文のどの部分かわかる?」

「こことここですね。」(これも、探せるのはなかなか優秀?またまた、探せなくとも私が何とかします!)

「この2つはしっかり覚えておこうか。前回のテストの傾向から考えてたぶん並び替えの問題になると思うけど、念のために英作文できるくらいまで練習しておいた方がいいと思う。」

「わかりました。」

「テストにはポイントがあるからね。そこを押さえておけば大丈夫だよ。」

 

テスト勉強に関してEさんと話したことはこんな感じです。

その後、英語の実力をつけるにはどうしたらいいかという話になりました。

 

定期テストは基本的に教科書から出題されるので、「教科書の本文を丸暗記」といった勉強でもなんとかできてしまうことがあります。

一方、実力テストとか模試のような問題に出てくる長文は、どんなに頑張って単語を覚えたとしても、絶対に知らない単語が出てきます。

そんなときに頼りになるのが文法の知識です。そして、文法の知識で最も大切なものが「文型」の知識です。

(文法を知らないままに英語の勉強をすることは、地図がないのに山に登るようなものでとっても危険なのです)

 

「Eさん、動詞を覚えるときに文型って意識している?」

「あまりしていません。意味しか覚えていないです。」

「文型を意識していると、意味の分からない単語が出てきた時に役に立つんだよ。模試や実力テストの問題だったらわからない単語は絶対にある。文型がわかっていれば意味を類推することができるからね。これができると英文は読めるようになるよ。」

 

この夏、Eさんには集中講義をして文法の基本を一気に習得してもらう予定です。

集中講義では、英語の基本を習得するのにEさんにとって最適なテキストを1冊選び、全内容を私が解説します。

基礎ががっちり固まれば、その後の勉強のはかどりは何倍にもなります。

テキストを1冊、独力で完璧に仕上げることは難しいですが、誰かのサポートがあると案外簡単にできるものです。

Eさんと一緒にがんばって、この夏の学習をより良いものにしたいと思います。