午前中、大同大学で物理の講義をしてきました。
講義後の昼休み、大学の先生方と大学生の指導について話をしていました。
「レポートを見てみると良く書けているのに、テストになると全くできない学生がいる。」
「できない学生は何かやり方が根本的に間違っている気がする。」
こんな話が出ていました。
私は塾で小・中・高生を見ているので、この話を聞いて「勉強のやり方が身につくかどうかは、中学~高校で勉強にどう取り組んだかが大きな影響を与えているのかな。」と思いました。
であるとするなら、中高生の指導にあたるものの責任は重大ですね。
さて本題です。
先週の話ですが、植田中2年生のY君に英語の教科書にある本文の和訳のやり方について指導しました。
なぜ教科書本文の和訳をやることで内容を理解してもらい、とりあえず少し安心してもらいたいと思っています。
その状態にして文法事項などをどんどん頭にいってもらえたらなと考えています。
X君には教科書と先生からもらったプリント、そして学校のワークを持ってきてもらいました。
早速教科書を開いてもらい、一文ずつ意味を確認していきます。
最初なので、X君には口頭で意味を言ってもらい、それを私がノートに書いていきました。
意味のわからない単語があった場合、ワークに書いてあったので私がそれを見せたり、辞書を引いて教えてあげながら訳を続けます。
(英単語の意味を覚えるのは後回し。まずは文章全体の意味を掴むことが大切です。)
一緒に訳をしながら私はやり方を説明します。
「各Unitの新出単語の意味はワークに載っているから見ながらやっていいよ。」
「(家に辞書があることを確認し、)ワークに載っていない単語は辞書で調べて。」
→まれに持っていないと言う生徒がいるので確認するようにしています。
「わからないところは次回の授業で説明するから空欄にしておいていいよ。」
「訳をノートに書くときは1行空けておいて。間違っていたらそこに正しい訳を後で書くから。」
実はこの指導、時間が無くて授業中にできなかったので、私の時間の空いているときにX君に来てもらって行いました。
先週のうちにやり方を教えておいて、土日に家でやってもらいたかったからです。
テストまでの時間を効率的に使いたいですからね。
X君を呼び出したわけですが、嫌な顔せず来てくれたので本当に助かりました。
この日の指導では、持ってきてもらった学校のプリントは使いませんでした。
しかし、持ってきてもらったおかげでわかったこともあります。
今日プリントを持ってくるために、X君は部屋の中を探してプリントをかき集めてきたそうです。
普段からプリントの整理ができていなかったということです。
これを注意できたのは良かったと思います。
見せてもらったプリントには「5回音読してから書き取りの練習をしてみよう」という、学校の先生の具体的な指示が入っていました。
X君に聞いてみると、これはやっていなかったそうです。
「学校の先生がこうやって勉強のやり方を教えてくれているんだから、ちゃんとやらないといけないよ。」
私はX君に言いました。
(X君は苦笑いしながら「はい」と答えました。)
定期テストは学校の先生が作るテストですからね。配布されるプリントは大切にしてほしいものです。
X君はこざかい学習塾に入塾して間もない生徒です。これからいろんなことを伝えていきます。
その過程で、勉強のやり方を徐々に改善していってもらいたいと思います。
成績が上がるだけでなく、将来にわたって役に立つことですから。
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