第4回テスト(2学期期末テスト)が返却されてきています。順位・偏差値といった最終結果はまだ出ていないのですが、今回は自己ベストを更新している人が多くいます。また、100点を取ることのできた中3生が3人、5教科合計450点を超える中3生が3人いました。中3生にとっては最後の定期テスト、全体的にはなかなか良い結果だったのではないかと思っています。
中1・2生もなかなか好調なようです。全体的に点数は上がっているのですが、特に、入塾時241点だった生徒が400点に到達したことがうれしかったです。この理由を考えてみると、やはり「勉強量」が大きいと思います。①教科書や資料集を読んで新しい知識を覚える、理論を理解する。②問題演習や小テストをして覚えたか、理解したかを確認する。基本的にはこれをたくさんやればやるほど成績は上がっていきます。そして勉強が得意な人ほど①を、苦手な人ほど②を重点的にやるのがいいかなと、個人的には思います。
ちょっと気を付けてほしいのは、問題演習や小テストというのは単なる確認作業であって、実は勉強ではないということです。私は勉強というのは、「新しい知識を覚えること、理解すること」だと考えています。問題演習や小テストをやると、覚えていなかった・理解していなかったということがわかりますが、そこで終わっていては勉強になっていないのです。問題演習や小テスト後に解説を読むこと、わからなかったことを調べること、質問してわからなかったことを理解する勉強です。
ここで、「塾での小テストは勉強じゃないのか?」と思う人がいるかもしれません。その通りです。塾での小テストは勉強ではありません。単なる確認作業です。小テストを受ける前にやっていることと、小テストを終えてからやっていることが勉強です。ではどうして小テストをやるのかといえば、覚えたか・理解したかを正しく判断する力を養うためです。この判断力がある人はやればやるほど成績が上がり、逆にない人はやったほど成績が上がりません。塾のワークを使った勉強であれば、塾の小テストを受けることで、覚えたか、理解したかの確認をすることができます。しかし、テスト前に勉強すべきことはそれだけではありません。教科書を読む、資料集を読む、授業ノートを見直す、配布されたプリントを見直す、朝学習の復習、学校のワークの復習…と、いろいろあります。そして、これらの内容を覚えたか、理解したか、全て小テストで確認することはできません。自分の判断力が頼りなのです。
ここで、どんな勉強ほうがいいのかということを考えてみたいと思います。タイトルにもある、最強の勉強法というやつです。先ほど述べた通り、勉強とは、「教科書や資料集を読んで新しい知識を覚える、理論を理解する。」です。だから、こればかりやることが効率的な勉強になります。ただし、覚えたか・理解したかを判断する力があることが前提となります。つまり、「普段から小テストを通じて、覚えたか・理解したかを判断する力を養い、あとは教科書等を読んでひたすら知識をインプットする。」が最強の勉強法というわけです。数学のような問題演習が重要そうに思える教科でも、「問題を解く時間は極力減らし、解説を読むことを重視する」としたほうが効率的です。ただし、繰り返し言いますが、覚えたか・理解したかを判断する力があることが前提です。こんな理想的なことはなかなかできないので、現実的には、問題演習もやったほうがいいと思います。
覚えたか、理解したかを判断する力が同じであれば、あとは純粋に勉強量で成績が決まります。この判断力を養うためにも、勉強量(小テストの回数)が必要になります。やはり、勉強量は大切です。
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