8月から出席簿を導入し、生徒自身が何回授業・自習に来ているのかわかるようにしています。
出席簿は簡単なもので、塾に授業できたら〇、自習できたら△をカレンダーに記入するだけです。
1年ごとのカレンダーになっているので、年間通じて何回塾に来たかわかるようになっています。
この出席簿の集計を行い、誰が何回塾に来たか、ランキングを作ってみました。
(1位の生徒には図書カード500円分をプレゼントします)
塾内通信にランキング結果を記載して、本日から生徒に渡しています。
今日の夕方に塾に来た小学生たちに早速渡して説明していたら、
「僕は(私は)何回来てるんですか?」
と聞かれたので、出席簿を見せて回数を教えてあげました。
今月は結構僅差の争いであったこと、そして1位の商品が図書カードであることを知って、
「次はいつからやるんですか!」「毎日自習に来ます!」
と、俄然やる気になってくれました。
また、
「テストで100点取ったら表彰されませんか?」「宿題をやった量でランキングをやりましょう。」
と、いろいろアイディアも出してくれました。
確かにそういうのもありだなと思ったので、
「ちょっと考えてみる。」
と小学生たちに答えました。
小学生にしたら「図書カード500円」はとても大きな額だと思います。これが欲しいからがんばる、という気持ちはあるのだと思いますが・・・。
私は「塾に来さえすれば1位になれる。」という点が大きいのだと思います。
「〇〇点取るか、順位が上がったら図書カードがもらえる」というような、「成績が上がったらご褒美がもらえる」となった場合、「どうせ無理だからやらない」という生徒が必ず出てきます。
(たくさん来てくれれば応じて点数は上がりますから…これも私の塾長としてのプライドです)
「成績を上げる」と「毎日塾に行く」だったら「毎日塾に行く」のほうが(意欲さえあれば)達成できそうですよね。
「達成できそうだ」つまり「達成するイメージが湧く」ものに関してであれば人は頑張ることができます。
これは子供に限らず大人も同じことですね。
(もし仮に私が、「100mを9秒台で走ったら1億円やる」と言われても、達成のイメージが全く湧かないので絶対に挑戦しません^^;)
この夏休みの生徒たちの様子を見ていて通塾回数の多い生徒ほど「勉強のやり方・勉強に対する姿勢」に良い変化を感じていました。
なら、「塾に来た回数」を誰の目にもわかるようにし、順位をつけることでいい競争意識が芽生えさせ、通塾を促せないかなと思ったのです。
今日塾に来てくれた小学生に関しては、いい効果が出たように思えます。
「ただ回数稼ぎのためだけに塾に来て集中して勉強しない」という生徒が出る恐れはあるのですが、教室の座席はどこも私の事務スペースからよく見えるので大丈夫だと思っています。
(一生懸命取り組んでくれる子ばかりなので心配はしていないのですが・・・、念のため。)
ちなみに、第一回目の集計で1位となったのは、高校生ではなく中学1年生でした。
特にお盆明けからは自習の回数も増え、居るのが普通な感じになっています。
この調子で頑張ってもらえると、私もうれしい限りです。
なお、「成績が上がったらご褒美」とする場合、具体的に成績を上げる方法を教えてあげることが大切です。
つまり、何をどれだけ、どのように勉強するといいかを教えてあげることです。
これについてはまたの機会に。