今日、小学生の算数の指導をしました。
内容は小数です。
289m を km に直したり、数直線を使って小数の大きさを考えたりする問題をやりました。
まだ学校でも習ったばかりということもあって、いくつか苦戦した問題はありました。
(単位の換算はとても大切な学習内容ですが、多くのお子様が苦手な分野です)
それでも全体的にはまずまずだったと思います。
「1学期の残りの期間で小数のテストって学校でありそう?」
と聞くと、「他のクラスがだいぶ遅いみたいだから多分ないと思う。」
とのことでした。
「わかった。でも、もしテストがあるようだったらすぐに教えてね。どこかでテスト対策をするから。」
と言うと、「えっ・・・」という表情をしました。そしてすぐさま、
「100点取ったらテスト対策ってやらなくていい?」
と返してきます。
「100点取れるんだったらそもそも塾来なくていいと思うよ。」
私が思ったことをストレートに言うと、その生徒は「確かに」とつぶやいて帰っていきました。
塾を経営するものとして、塾生を増やしたいというのは偽りのない本音です。
それでも、100点取れるようになって塾を辞めていくのであれば、塾としての使命はしっかり果たせているわけですから理想的な退塾の1つだとは思います。
塾を必要としなくなった人が一人去れば、塾を必要とする別の人が来てくれることでしょう。
そんな塾でありたいなあと思う今日この頃です。