この夏、小学生には過去にさかのぼって文章題をたくさん解いてもらっています。
いろんな分野の勉強をさせていると、みんながつまるところはだいたい同じなようです。
どんなところでつまずきやすいかというのをまとめてみました。
1.時計の問題
「家から駅まで〇分かかります。〇時〇分の電車に乗るには家を何時に出ればいいでしょうか。」
「〇時〇分から△時△分まで勉強をしました。合計何時間何分勉強したでしょうか。」
という問題で間違えている生徒が多いようです。
12時をまたぐ問題や、時間と分の切り上げ、切り下げがある問題でどうやったらいいかわからなくなったりするようです。
こういうとき、壁にかけてある時計を持ってきて、針の動きを一緒に考えるようにしています。
そうするとよくわかるようです。
2.1列に並ぶ問題
「〇人の生徒が1列に並んでいて、△君は前から◇番目です。後ろから数えて何番目でしょうか。」
「壁に絵がかけてあります。左から〇番目の絵の、右側には何枚の絵があるでしょうか。」
この手の問題には、ただひき算をするだけでなく、ひき算をしてから1足さないといけない問題があります。
それとひき算だけで答えが求まる問題を一緒に出されると混乱しているようです。
ただ、ちょっといいこととして、この問題でミスをした生徒はそれから図を描く癖がつくようになりました。
そうすればすぐわかりますからね。
考えを整理するために、図を描くということは心がけてもらいたいと思います。
3.単位の異なる数のたし算・ひき算
cm と m、dL と L、g と kg のように、単位の異なる数のたし算、ひき算になるとミスをする人がいます。
ミスをするときは繰り上がり、繰り下がりがあるときですね。
1 m が 100 cm といった基本的なことがわかっていないわけではないのですが、ついうっかりしてしまったり、計算をやっている途中で意識が薄れてしまうことがあるようです。
m2 と cm2、cm3 と L の間の計算になるともっとやっかいになってくるので今のうちに苦手意識を無くしてほしいと思っています。
4.わり算での余りの処理
「40個のキャンディーを6人で分けるとき、6個もらう人と7個もらう人が何人ずつになるでしょうか。」
という問題で困っている生徒が何人かいます。
「答えは出せたけどどうやって式で書けばいいかわからない。」
という生徒もいます。
図に描いていけばわかるにはわかりますからね。
こういう問題でもちゃんと式が立てられるように、今のうちからしっかり練習してもらいたいと思います。
それが、この先につながりますから。
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