【中学生指導】英語が大の苦手なW君の体験授業の話。

今日、中2のW君の体験授業を行いました。

教科は英語です。

事前の面談で、英語がかなり苦手ということを聞いていました。

 

「普通にテキストの問題を解くだけではダメだな。」

 

こう思ったので、この日の授業ではまず、教科書の内容をしっかり頭に入れてもらうことから始めました。

まず、教科書の1単元について、私が単語の意味と、本文の意味を一通り説明します。

ある程度頭には入ったでしょうが、これだけでは不十分です。

W君に教科書ワークも渡し、

 

「少し時間を上げるから、教科書のここの文をスラスラと意味が言えるようになるまで練習して。日本語訳はこの教科書ワークを見ればわかるから。」

「あとで時間を計ってちゃんと訳せるか確認するからね。」

 

そう言って、しばらくW君に練習してもらいました。

約5分後、1回目の確認を行いましたが、まだ少したどたどしいところがありました。

もう5分ほど練習してもらってから確認したら、今度はスムーズに訳することができました。

この単元では不定詞の「副詞的用法」を扱っているのですが、これの理解も大丈夫なようです。

(英語が苦手な生徒は知識のインプットが下手なので、ここをしっかりやっておかなければなりません。)

ここまでできた段階で、基本問題から解いてもらうことにしました。

 

問題を解いている様子を見ると、不定詞の訳などはちゃんとできていましたが、語彙力の不足が鮮明になりました。

to の後に来る動詞を思いつかないようです。

こればかりは仕方がないので、単語が思い出せなかったら私が教えていきました。

ただ教えるのではなく、教科書を開きながら、

 

「この単語はここでやっているよ。」

 

と、見せてあげながら教えました。

そうこうしているうちに、何とか問題を一通り解き終えました。

 

「教科書に線が引いてあるけど、これは学校の先生が引くよう言ったやつなのかな。この線が引いてあるやつはみんな大切なやつで、これはしっかり覚えてほしい。」

「上から赤シートをかけたら線を引いた単語が消えるようにしておいて、穴埋め問題みたいにしてやってみるといい。これを覚えちゃえば、それだけである程度英語の点数を上げることができるから。」

 

最後にこんなアドバイスをして体験授業を終えました。

心なしか、W君の表情が少しだけ明るかった気がしています。

英語が苦手なW君の助けに少しでもなればうれしい限りです。

 

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