昨日、小6のE君とF君の算数の指導を行いました。
分数のかけ算、わり算の計算問題と少しだけ文章題を解いたのですが、2人ともがんばってくれました。
計算問題で間違えたものは、途中式をしっかり書くよう指示をしてやり直しをしてもらったらできていました。
一方、文章題は少しだけ苦戦をしていました。
E君は文章題をどう解いていいかわからなくなったところで、線分図を描いて考えてくれていました。
図を描いて考えようとすることは素晴らしいことです。
ただ、それでもまだ苦戦をしていたので、
「数字が分数になっているとピンとこないかもしれないね。数字が分数じゃなかったらどうやって計算すればいいかわかる?」
と、ヒントを出しました。
するとE君は、文章題にあった数字を適当に整数に置き換えて、どうやって計算するといいのかを考えて、正しい解き方に辿り着きました。
これ、私がヒントを出したとはいえ、なかなかできることではないので私は感心して見ていました。
続いてF君です。
F君は何回か計算を試しているうちに、正しい答えに辿り着きました。
ただこれ、やり方を理解したというより、いろんな計算をやっていたらたまたま正解に辿り着いたという感じです。
これではいけないと思い、
「どうやって考えたらこうなったの?」
と聞いてみました。
F君は、
「まず帯分数を仮分数に直して、分数のわり算だから分母と分子をひっくり返して・・・」
と説明をします。
「いやいや、そういうことじゃない。どうしてこの式を立てたのかっていうこと。説明できる?」
こう私が聞き返すと止まってしまいました。
そこで私が一通り説明をします。
F君は「ウン、ウン」と言って聞いていました。
説明が終わったところで、
「じゃあ簡単にでいいから説明してみて。」
こう言うとF君は「えっ」とびっくりし、つたないながらも説明をしました。
ただ、まだちょっとわかっているとは言い難かったので、私がもう一度説明をしました。
そうしたらわかってくれたので、これでOKと判断し、次の問題に移りました。
文章題をきちんと解けるようにするには一筋縄ではいきません。
図やグラフを描いたり、人に説明する練習をしたりといったことを、生徒とのやり取りの間で何度もやっていかないといけません。
即効性のある指導ではありませんが、私はこれを大切にして、これからも生徒に接していきたいと思っています。
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