今日は小5のPさんに算数の指導を行いました。
立体の体積の計算です。
教科書レベルの問題を解いてもらうとほとんどの問題を正解してくれました。
唯一間違えた問題が、「この容器(高さ 30 cm)に深さ 25 cm になるまで水を入れたとき、水の体積はいくらか。」という問題でした。
ちょっと問題を勘違いしていたようです。
後から見返してみると、
「あれ、これ、高さを 25 cm にしてかけないといけなかった。」
と、Pさんはすぐわかってくれました。
単位の変換もすべて上手にできていました。
cm3 を m3 に、m3 を cm3 に、cm3 をLに変える問題は苦手な人が多いのですが、Pさんは全問正解でした。
たいしたものです。
他に、立体の体積とたて、横の長さから高さを求める問題もしっかりできていました。
これも文章が読めずに、間違えてしまう人が多い問題です。
素晴らしいと思います。
一通りのことができたので、問題の難易度を上げて、複雑な立体の体積を求める問題をやってもらうことにしました。
見ていると、手は動いているのですが、やることが増えてくると計算間違いをすることが多くなりました。
立体を細かく分けて一つずつ体積を求めていく過程で、かけ算を間違えたり、最後のたし算を間違えることが多くありました。
「これ、細かく分けた立体の体積を合わせると、だいたい 4000cm3 くらいになりそうじゃない?」
「Pさんの出した答え、ちょっと小さすぎると思うよ。筆算するときにどこかで位を間違えたんじゃない?」
こんな話をしながら間違いを直していってもらいました。
複雑な立体の問題で、体積と底面積から高さを求める問題もありました。
この問題を解いているときふと気が付いたのですが、Pさんは、体積=たて×よこ×高さ であることはわかっているのですが、これ、体積=底面積×高さ ということはわかっていないようでした。
既に多くの問題を解けているPさんですが、体積の式を深く理解してもらいたかったのでこの話もしました。
「たて×よこ って何を表しているかわかる?面積を求めるとき、たて×よこ の計算をしているよね。この体積の式って実は、面積×高さ っていう意味があるんだよ。」
こう説明するとPさんは、
「あ、そうか。」
と言ってすぐわかってくれました。
そしてこれを使って問題を一つ解いてみました。
ポイントが分かれば力のあるPさんですから、そこから先はサッと問題を解いてくれました。
算数に対していいものをもっているPさん、この良さを伸ばしていってあげたいと思います。
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