中2数学の話です。
現在、中2数学では「式の計算」をやっています。
単項式、多項式の加法・減法・乗法・除法の一通りの計算に加え、それらを使った応用問題がその内容です。
どの生徒も一通りの計算は終えており、先週あたりから応用問題にとりかかっています。
ですが、これが曲者です。
問題が難しいのもそうなんですが、これまでにやってきた問題と答え方が違っているんですよね。
計算式だけで答えるのではなく、文章で説明をしていく、いわゆる「証明」に近い答え方です。
みんなこれに慣れていなくて、そもそもどう答えていいのかわからなくなっています。
そんな生徒たちに、一つ一つ丁寧に、この応用問題の解き方を指導しています。
「まずは例題をしっかり見てみようか。こんなふうに、この問題は単に答えを出すんじゃなく、説明まで書いていかないといけないから注意してね。」
「最初は見ながらでいいから、この例題の書き方をしっかり見て、それをまねするように書いてみようか。」
「例題は『3つの連続する数』とあるけれど、この問題は『差が2である3つの数』とあるから、そこだけ書き換えるように答えを書いてみて。」
「式の計算の手順は例題とほとんど同じだよ。どちらも『3の倍数になる』ことを説明する問題だからね。」
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こんな具合に、例題と照らし合わせてどう問題を解いていくのか、最初は生徒と一緒に考えるような感じで教えていきました。
こんな具合に3問ほど解いていると、カンのいい生徒は何となくやり方を身に付けてくれます。
苦手な人は同じ問題をもう1回は解いてみる必要があるでしょうね。
答えの書き方、数学の説明の仕方には、普段はあまり使わない特徴のある言い回しをするので、慣れるのに少し時間がかかります。
H君は割とカンの良かった生徒で、説明の書き方にちょっとおかしいところはあるのですが、解答の流れはおよそ理解できているので、繰り返し問題を解いていけば大丈夫だと思っています。
一方、Iさんはいまいち何をやっているのかわかっていないようでした。
指示に従って解答は書けていますが、
「これ、結局何をやっているんだろう?」
というのが本音だと思います。
私が一度説明した問題を改めて解いてもらい、わからなかったときにもう一度私が説明をする。
少なくともこれは必要だと感じています。
この分野の問題はなかなか難しいので、数学を苦手にする人はかなり苦労すると思います。
(いくらやってもできない問題も出てくると思います。)
いくつかの基本的な問題に絞り、少なくともそれらはできるという状態にまではして、テストに送り出してあげたいと考えています。
テストが近づいています。
一緒にがんばっていきましょう。
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