昨日のことです。
テストが近い高2の G 君から微分の問題を質問されました。
「極値を持つ条件」を満たす、定数 a の範囲を求める問題です。
「解答にあるこの一文の意味が分からないんです。こんなこと断る必要ないと思うんですけど。」
という内容でした。
とりあえず G 君の持ってきた問題集の解答を見せてもらい、てしばらく考えていました。
「こんな書き方する必要はないんだけど、〇〇のように考えて書いているんだろうね。」
と、もっともらしい返事をしました。
それでも G 君は少し納得がいかなかったようなので、説明の仕方を変えて改めて説明していたのですが、説明しているうちに私もなんだか混乱してきてしまいました。
そしてふと気がつきました。
「ごめん、僕が勘違いをしていた。これは模範解答のようにしっかり断っておかないといけなかった。」
G 君にこう伝えてから、グラフを使って説明をしました。
初めからグラフを使って考えていれば勘違いをすることなどなかったのです。
危うく間違った説明をして授業を終えてしまうところでした。
いつも生徒に、
「グラフを使って考えなさい。」
と偉そうなことを言っているのに、自分がやらないというのは駄目ですね。
基本に忠実にやっていかないといけないと反省した1コマでした。
G 君からは他にも極限の問題を中心にたくさんの質問を受けました。
ほとんどが「模範解答を見たけれど何を言っているのか、どうしてこうなるかわからない」という質問でした。
これ、数学をやっていて一番の「あるある」なんじゃないでしょうか。
こうなったとき、自己解決はなかなか難しいと思います。
だから困ったらさっさと質問して解決してもらいたいなと思っています。
質問がしやすくなるように普段から生徒とコミュニケーションを取っておくことが一つ。
もう一つは、どんな質問にも答えられるよう、自身の鍛錬も欠かさないようにすることですね。
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