高３生のＣ君、入試問題を使って数学の演習をしてもらっています。
この日、ちょっと時間をとって問題を解いてもらったところ、ベクトル、確率、微分（数Ⅲ）ができていませんでした。
そこで私は、
「ちょっと数学の参考書出して。」
とＣ君にお願いしました。Ｃ君はチャート式数学（青チャート）を出してくれました。
「この問題、解いたことあると思うんだよね。」
私はそう言いながら、チャート式数学をペラペラめくります。
ありました。まず最初に見つけたのはベクトルの問題です。
見てみると、チェックまでついています。
やはり１回は解いているよう。
チャート式数学を参考に、入試問題を解き直してもらいました。
変数の使い方で間違えているところがありましたが、そこを修正したら最後までできました。
続いて確率の問題も探してみると、これもほぼ同じ問題がありました。
そして入試問題のやり直し…
微席（数Ⅲ）も同じようにやってもらうと思いましたが、途中で時間切れ。
この日の授業はここまでにしました。
「入試問題になると解けなくなる。」とか、「実力問題に弱い。」という人って結構多いと思うんですが、実は単にやったことを忘れているだけということって多いです。
「入試問題になると解けなくなる。」よりはむしろ、「やったことを忘れているだけ。」と思ったほうが、何をやればいいかが明確になってがんばれるんじゃないかなと思います。
覚えることも簡単ではないんですけどね。
あくまで「比べてみれば」ということです。
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