B君が、理科の小テストの間違えたところを直して提出してくれました。
ちなみに間違えた問題は、
2 N の重さの物体を、動滑車を用いて 3 m ほど持ち上げた。このとき、物体にされた仕事はいくらか。
B君の解答は 6 J
これは正解なのですが…
私 「これ、どうして 6 J なの?」
B君「2 × 3 で 6 です。」
私 「確かにそれで 6 になるけど、どうして 2 × 3 なの?」
B君「…」
私 「じゃあちょっと、この問題の絵をかいてきて。どこが 3 m なのかもわかるようにかいてね。」
B君がかいてきました。
私 「ありがとう。ところで、『仕事』ってどうやって求めるの?」
B君「力×力の向きに移動した距離 です。」
私 「そうですね。じゃあ改めて聞くけど、どうして 2 × 3 なの?」
B君「2 N の力で 3 m 移動したからです。」
私 「なるほど。でも、動滑車を使うと力は半分になって、1 N になるんじゃないの?何で 2 N なの?」
B君「…」
私 「この問題、2 × 3 で正しいんですけど、今言われたことに全部答えられなきゃだめだよ。答えられて初めて『わかった』って言えるんだよ。説明をすると…」
理科だけでなく、数学もそうなのですが、正しく計算できていなくても答えだけは合っているということがあるので気を付けないといけませんね。
間違った計算方法のままだと、本番で必ず失敗してしまいますから。
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