勉強の手ごたえと現実のギャップ

現在、中学生たちに5教科の復習をやらせています。

基礎を身につけてもらいたいとか、実力をつけてもらいたいということに加え、勉強のやり方を改善してほしいというのが、この復習のテーマになっています。

 

勉強のやり方を改善する、勉強に対する姿勢を変える

中学生たちにやらせている5教科の復習は、まずプリント課題をやってもらい、それを小テストするという形で進めています。

小テストは日時を決めて一斉に行っているわけではなく、各生徒それぞれのペースでやってもらっています。

 

・課題を進め、間違えた問題を解き直す。

・わからない問題があれば質問して解決する。

・教科書にも目を通し、単語などを覚える。

 

これだけのことをやってもらい、自分の中でOKだと思ったら小テスト。

そんな感じで進めています。

まあ、そんな特殊なことをしているわけではありません^^;

 

やらせてみると、各生徒の課題が浮き彫りになります。

 

「間違えた問題を解き直した。」と言っているのに似たような問題で間違える生徒。

教科書に目を通しても単語を覚えられていない生徒。

小テストで結果を出すが、小テストを受けるまでに時間がかかる生徒。

 

だいたいこのような感じですね。

そこで生徒と一緒に小テストを見直していきます。

 

小テストの問題の類題が課題のプリントにあることが多いのでこれを見せて、

 

「ここでやったはずだよね?でも間違えているね。これは駄目だよ。」

 

と声をかけたり、

 

「この単語は教科書に載っているね。意味を確認しなかったの?それにこっちの英作文の問題は、教科書の本文とほとんど同じだよね。だから書けないといけない。」

 

といったことを話していきます。

勉強し足りなかった事実としっかり向き合ってもらった結果、一部の生徒は改善がみられました。

それ以降、小テストは高得点を連発してくれています。

細かく見られることがわかると違うのでしょうね。

 

勉強すると手ごたえを感じますよね。

 

「これだけやったし、もう大丈夫だと思う。」

 

という感じで。

この手ごたえと現実にはギャップがあります。

小テストをしながら勉強していくことでこのギャップを埋めていきたいですね。

(このギャップを小さくすることが勉強のやり方を改善することだと思います。)

 

ちなみに、まだ小テストの結果が思わしくなく、勉強のやり方に改善がみられない生徒もいます。

反復練習の回数が絶対的に足りなかったり、そもそも勉強時間が少なくて小テストを受ける回数が少なかったり…

こういう生徒は改善が遅れています。

量が足りないので勉強時間を確保してもらうしかありません。

ちょっと時間がかかりますが改善できると思いますのでがんばってもらいましょう。

 

勉強のペースが遅い人もたくさんやってもらうしかありません。

勉強に時間がかかるのはなぜかといえば、覚えておけば済むことをいちいち調べたり考えたりしているからです。

例えば、数学の方程式の文章題で、「速さの問題」があります。

「こういう風に解く」と、解き方の手順を覚えおいてほしいのですが、これをじっくり考えるから時間がかかるわけです。

考えることは大切です。応用問題などはじっくり考えなければ解けませんから。

しかし、標準問題は素早くやっていかなければなりません。

それができないのは覚えていない→勉強が足らないということです。

(私はよく「九九」を例に出します。覚えているからこそかけ算を速くできるんですよね。覚えていなくてもできますが、その場合、9×9なら9を9回たさなければいけないので時間がかかります。)

 

来週から夏休みですね。

勉強時間は増やせると思います。

がんばっていきましょう!

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