第2回テスト(1学期期末テスト)終了後、中1に1学期の復習を、中2、中3には中1からの復習をしています。
今日はその復習の様子を紹介します。
やることは特別なことではありません。
まずは指定された範囲のテキストの問題を自己採点で進めてもらっています。
問題演習のペースは各生徒に一任。
なるべく塾に来て進めるように促していますが、家で進めてもらっても構いません。
所定のところまでテキストを進めてもらったら小テストを実施。
このあたりはまあ普通。
「先生、小テストやります。」
生徒がこう言ってきたときからが本番。
とりあえずテキストを確認します。
テキストを見てみると、明らかにやり直しをしていなかったり、解説を読んだ形跡が無いものがあったりするんですね。
そんな状態で小テストをやっても意味はありませんから注意します。
注意するとき、以前に書いてもらった「定期テストの反省」を持ち出しています。
定期テストの反省として書いていることは生徒によって多少異なりますが、概ね
・間違えた問題を何度も解き直さなくてはいけなかった。
・ワークをやるだけでなく教科書も見直さなければならなかった。
・応用問題に挑戦しないといけなかった
ということです。
ですので、小テストの前にこれらの確認を行っています。
「テストの反省に『できるようになるまで何度も解く』って書いているよね。この問題間違えているようだけど、やり直しをした?」
「テキストは一通りやってくれたみたいだけど、教科書に出てくる英単語は全部調べた?」
「わからない問題があったら説明をする。質問が無いということは全部OKということかな?」
こんな確認を行い、OKなら小テスト実施、NOなら改めて勉強してもらってやり直し。
適当な勉強をやって小テストを受けないようにしています。
たかが小テストなのですが、これを適当にやるということは、テスト対策勉強も適当になるのではないかと思っています。
普段適当にやっていて、テスト前だけちゃんとできるとは思えないので…
小テスト前の私からの質問に対し、OKと答えて小テストを受け、点数がいまいちだった生徒にはかなり細かく追及しています。
反復練習をしたのか、したのにどうしてこんなに間違えたのか。
教科書は見直したのか、わからない単語は無かったのか、わからなければ調べたのか、どうやって見直したのか。
応用問題をできるようになるまで練習したのか、わからないならなぜ質問に来なかったのか。
こういったことを追求し、今度は注意して勉強するように指導します。
ここで本当に反省して直るようだったらOK。
直らなかった場合、具体的な指示をします。
間違えた問題のやり直しをノートに全て書いて提出すること。ただ見ただけの見直しは不可(それでできるようになるなら既に小テストができているはずだから)。
教科書の英単語を全て調べ、本文も全訳をする。その訳を見て英作文の練習をし、やったものを提出すること。
提出物を確認したら次の小テストを許可。
だいたいこんなことをやらせています。
今のところ、ここまで具体的に指示したことをやらせると小テストは9割以上できています。
私があまりに具体的なことを言うと生徒が自分自身で試行錯誤していかなくなる可能性はあります。
ですので、あまり具体的なことを言いたくないと思っています。
1回はとことん口を出してやらせ、小テストをクリアしたら、次の小テストの勉強については口を出さない。
とりあえずこんな感じでやっています。
幸いなことに、一度細かいことを指摘された生徒は勉強のやり方が改善されているようです。
小テストの点数が良くなっていますから。
現在、復習を始めて2週間たったところです。
この夏、2学期の予習をやりながらこの復習を継続していきます。
一度やったことを忘れないようにするため、基礎から学力を立て直すため。
復習は大切です。
それだけでなく、何をどうやって勉強していかなければならないのか、いわゆる勉強のやり方というものを学んでいってもらいたいと考えています。
私が口うるさく言っていることって、
・間違えた問題をできるようになるまで解き直しなさい。
・ワークをやるだけでなく教科書にも目を通しなさい。
・応用問題に挑戦し、わからなかったら質問しなさい。
といったことで、こういうことが大切だということ、生徒たちはわかっていると思うんですよね。
わかっていてやらないのは面倒だから、小テストができようができまいがどうでもいいと思っているところがあるからじゃないでしょうか。
だから小テストのことについてちょっと厳しく指導をする。
すると勉強のやり方が改善されていく、勉強に対する姿勢が良くなっていく、ということだと思います。
「小テストをやるからにはちゃんと結果を出さないと!」
と思って勉強してもらえればうれしいところです。
まあ、
「ちゃんと勉強して小テストやらないと先生にまた文句言われる!」
と思ってやっている人もいると思いますが^^;
それでもいいと思っています。
結果にこだわった勉強をやっていれば、そのうち意識も変わってくると思うので。
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