漢字練習

昨日、ある生徒の漢字練習を見ていました。

テキストを広げ普通に書いていく。

ただどうでしょう。

あまり集中しているようには見えませんでした。

ちょっと書いたらすぐだらける。

進んではいるけど非常に遅い。

提出期限は来週のようで、まだ時間はあります。

そこまでにやればいいと思っているんでしょうか。

ダラダラやっても終わりはするでしょう。

ただ終わるだけですが。

覚えてもいないでしょうね。

心配になったので少し声をかけました。

 

「1ページ終わったら教えて。同じ問題でテストするから。」

 

そういって漢字のワークを進めさせました。

まだダラダラやっていたのでその都度注意をしながら。

 

そして1ページ終わりました。

テストです。

やはり半分もできていません。

正解は2割程度でした。

 

「わからなかった漢字は赤で書いて。書き終わったらもう一回テストするから。」

 

私は何度も練習などさせません。

漢字をダラダラやる生徒は、手本を見ながら書くだけの練習しかやりません。

頭を使わないのです。

時間ばかりかかって全く覚えない。

だから練習は1回勝負。

すぐにテストをします。

テストをしながら覚えさせます。

 

2回目のテストが終わりました。

多少改善しましたが、はっきりいってまだまだです。

半分もできていませんから。

間違った答えを赤で書かせ、もう一回テストをさせようとしたところで言われました。

 

「先に最後までやってからテストさせてください。」

 

私はこれを拒否しました。

最後までやったら、間違いなくそれで終わりにすると思ったからです。

もう漢字のワークを塾にも持ってこないのではないか。

そんなことまで考えてしまいます。

 

3回目のテストでもまだまだです。

それでも徐々には良くなってきています。

 

今日の漢字練習はあくまで「自習」。

漢字ワークを進めたい気持ちもわからなくはないので、テストは一旦ここまでにしました。

 

漢字練習は意識してやらないと覚えられないことがわかったでしょうか。

漢字練習をどういうふうにやればいいかわかったでしょうか。

うちの塾では覚えなければ許されないということがわかったでしょうか。

 

おそらく、まだ十分には伝わっていないと思います。

やはり中学生ですから。

楽な方へ逃げたいという気持ちがあるのが普通です。

 

塾へ来て漢字練習をすると私にごちゃごちゃ言われます。

それでも自主的に(または親に言われて)塾に来てやっている。

楽な方へ逃げたいという気持ちを抑えて。

その意気は買いたいと思います。

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