今月のこどもちゃれんじにで、こんなブロックが送られてきました。
娘はこのブロック遊びに夢中で、組み合わせては分解することを繰り返しています。
お父さんお母さん世代なら、このブロックに入っているラインを見て、「チクタクバンバン」を思い出しませんか?
私は真っ先にこれを思い出しました。
懐かしい記憶です。
妻によると、今月号だけではできませんが、来月以降、このこどもちゃれんじもさらにいろいろ送られてきてこのラインを使った遊びができるとのこと。
どんなものが来るかちょっと楽しみにしています。
このブロックにあるライン、「プラレール」にも通じるものを感じます。
プラレールも楽しそうではありますが、我が家は狭いのでこれを買うことはないでしょう^^;
でも、これを見ていてふと思いました。
うちの娘、「線路は続くよどこまでも」を知っているのかなと。
歌は色々聞かせていますが、「線路は続くよどこまでも」は聞かせたことがなかった気がしたので。
娘に聞いてみると、やはり知らなかったよう。
ちょっと youtube で調べて歌を聞かせてあげました。
この「線路は続くよどこまでも」って、もともとはアメリカの民謡「I’ve Been Working on the Railroad」だそうですね。
ちょっと前に、「娘に英語の童謡を聞かせたいなあ」と思って、どんな歌がいいか調べているときに知ったことです。
今日 youtube で調べて娘に見せた動画、このアメリカ民謡の「I’ve Been Working on the Railroad」に合わせたものだったんです。
実際に見たのはこれ ↓
そのため、前にこの歌を調べたときのことを思い出しました。
日本語版とアメリカ版の内容を比較するとおもしろいです。
日本語版は「線路は続くよどこまでも続いていて、僕たちの楽しい旅の夢をつないでいる」という楽しい汽車の旅の歌。
アメリカ版は「朝っぱらから親方に叩き起こされて、一日中ずっと線路で働いている。」という労働者の苦労の歌。
いや~、この違いを知ったときは結構驚きました。
アメリカ版の歌は次の歌詞から始まります。かっこ内はwikipediaにあった訳です。
I’ve been working on the railroad(俺は線路で働いている)
All the livelong day(まる一日中だ)
これ、高校生ならわかりますかね。
I’ve been working on the railroad って、「現在完了進行形」が使われていますね。
現在完了形なら中3で習うので、がんばれば中学生でも何となくわかるかもしれません。
これを説明していこうと思います。
(ちょっと小難しくなりますので先に誤っておきます。すみません。)
現在完了形は、「ある状態が、過去のある地点から現在までずっと続いている」ことを表現します。
現在形、過去形、現在完了形のちがいを簡単に書いてみると、
現在形:I work on the railroad.
私は現在(普段)線路で働いている。→昔、線路で働いていたかはわからない。
過去形:I worked on the railroad.
私は(昔)線路で働いていた。→今、線路で働いているかはわからない。
現在完了形:I have worked on the railroad.
私は(今でも)線路で働いている。→今も昔も線路で働いている。
といった感じですね。
現在完了進行形は、さらに「進行形」の意味が加わります。
進行形は中1で勉強します。一応説明しておくと、
現在形:I work on the railroad.
私は現在(普段)線路で働いている。→今が働いている真っ最中か、つまり労働中か休憩中かは不明。
進行形:I am working on the railroad.
私は(今)線路で働いている。→普段働いているかはわからないが、今は労働中。
長く、小難しいことを書いてすみません。
性分なんです。
ここでようやく「現在完了進行形」の話。
現在完了進行形:I’ve been working on the railroad.
私は線路でずっと働いている。→「線路で労働中」という状態が、昔から今までずっと続いている。
労働者が朝起きて、線路で働き始める。
そして日が落ちて仕事終了。
翌日、また同じ1日が始まる。
これの繰り返し・・・
「I’ve been working on the railroad All the livelong day」っていうのはこういう感じです。
これ、動画だと英文のニュアンスがよくわかる!
文法で正しく説明していくと小難しくなるのに!
私の説明、小難しかったですよね?
途中でうんざりして挫折した人、結構いたはずです(笑)。
英語の絵本なんかにはバンバン「現在完了形」って出てくるらしいですね。
(絵本を実際に調べておらず、ネットで知っただけなので「らしい」としてます。)
日本の中学英語では中3になって習う内容なので「難しい」とされているんでしょうが、ネイティブからすればそんなことはないのかもしれません。
私の娘は3歳ですが、英語圏の3歳ならもう「現在完了形」をしゃべっているんでしょうかね。
きっと小難しい文法なんてわかっていないはず。
絵本の読み聞かせなんかで「なんとなく」使い方をイメージできているんだと思います。
ネイティブの感覚っていうのは、こうやってできていくんでしょうか。
「線路は続くよどこまでも」は、そんなことを私に考えさせてくれました。
あわよくばネイティブの感覚を身に付けてくれないかと娘に英語の歌を色々聞かせているんですが、それより別の youtube 動画を見せろといつもせがまれます。
(所詮は付け焼刃だってこと、十分わかっています^^;)
うまくはいかないもんですね。
ちなみに私は、塾では「ネイティブの感覚」なんていうことは完全に放棄しています。
養うのに時間がかかりすぎるので。
それに私が「ネイティブの感覚」をもっていないから教えようがありません。
文法のもつニュアンスの説明にとどめます。
こんなときは、英語の理屈を勉強してきたことが役に立っているような気がしています。
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