途中式を書かせる中で思ったこと

今日、これまで散々「途中式を書きなさい」と声をかけていたある生徒が、ようやく書いてくれるようになりました。

どうしてか。

自分で気が付いたんですよ。

書かないから間違えるっていうことに。

 

ここまで長かった。

解き方を説明し、式を書くよう言っても書かない。

式を書いていくところをじっと見ていて、その都度注意すれば書いてはくれていました。

でも、これでは意味無いですよね。

 

小テストをやって間違えた。

再テストの指導をする。式を書くよう注意する。式を書かなければいけない理由を説明する。

でも書かない。

書かないから再テストも不合格。

「いわんこっちゃない」と思いましたよ。

でもまだ駄目。

 

合格するまでやると決め、授業が無い日に呼び出してやらせる。

そこでも間違える。

いい加減嫌になってきますよね。

ここまでやると、「できるようにならないと。」って気持ちが強くなってくるんだと思います。

その気持ち、「できるようになりたい。」っていう気持ちかもしれません。

もしかしたら「できないと帰れない。」っていう気持ちかもしれません。

もちろん前向きな気持ちである方がうれしいですが、この際どっちでもいいです。

気持ちに変化があれば行動は変わりますから。

 

今のままじゃだめだと本気で考えるようになってくれたんでしょうね。

だから行動が変わった。

 

人が変わる、人を変える。

簡単な事じゃないですよね。

大人だってそうですから。

(いや、大人のほうが変わりにくいかな。)

 

人を変えるって理屈やテクニックだけで無理なのかなと思っています。

根気良く付き合うだとか、そんなことが大切なんじゃないかと。

つまりはこっちが本気になるってことなんじゃないでしょうかね。

 

こちらが熱量をもって人に接したとき、人を変えることができる。

ちょうど金属が溶けていくように。

心理学とかの専門家じゃないからわからないですが、そんな風に思います。

現場で生徒と接しているものの一人として。

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