今週、小6の何人かの生徒に「比例」の指導をしました。
その中に、こんな問題がありました。
160 km を走るのに 12 L のガソリンを使う車があります。この車が 400 km 走るのに必要なガソリンは何 L でしょうか。
この問題とは別に例題が載っていて、「例だのやり方に従って解きなさい。」と、この問題には指示がありました。
生徒たちの反応を見ていると、まず、問題で何を言われているのかわからないようでした。
例題には単位量当たりの大きさを出してから求める方法が書いてあります。
1 g あたり何円か、1 本あたり何 g かを求めてから求めるというやり方です。
「この例題では 1 g あたりいくらかを最初に求めているね。じゃあどうやったらいいかわかる?」
こんな風に問いかけると、ほとんどの生徒が「 160 ÷ 12 」をしました。
大きい方から小さい方を割るほうが自然といえば自然だから、こうやりたい気はわかるのですが・・・
「そのわり算、何を出しているかわかる?そして、この問題で答えを出すためには何を求めないといけないかわかる?」
私がこう聞くと、生徒たちはしばらく考えます。
何人かの生徒はここで気が付きました。
「1 km 走るのに必要なガソリンの量を求めないといけないから、わり算を反対にしないといけないのか。」
気が付かない生徒には少しヒントを出しました。
最終的には何とか全員問題を解いてはくれました。
続いて何問か類題を解いてもらいました。
間違いもありましたが、最初に比べれば正解数は増えていました。
ある程度の理解はしてもらえたのかなと思っています。
ただ計算をやることと、その計算で何を求めているのか、その計算が何を意味しているのかを理解することには大きな差があります。
理解できなくても、気にはしてもらいたいと思っています。
それが積み重なり、理解につながりますから。
授業では、ついスルーしがちなところをちゃんと気にするよう、指導をしていきたいと思っています。
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