小4のNさんは、先週あたりから四角形の面積計算を行っています。
簡単なものであれば難なくできていますが、複雑な図形(こんな形の面積を求める問題→凸凹)になると正答率が大きく下がります。
「いくつかの四角形に分割して計算したり、大きい四角形の面積を出してからへこんだ部分をひき算するといいよ。」
とアドバイスをすると、Nさんはその通りに計算することはできます。
ただ、その分割した四角形や、へこんだ部分の四角形の辺の長さを間違えてしまうのです。
指摘をするとすぐ気が付きますが、自分一人でやっていると違った値を使って計算してしまうので、もう少し練習してもらう必要があるかなと思っています。
もう1つ、Nさんが取り組んでいるのが a(アール)とha(ヘクタール)です。
1a = 10 m × 10 m = 100 ㎡、1 ha = 100 m × 100 m = 10000 ㎡ を使って、単位を a か ha で求める問題です。
こういう単位を変える問題、苦手とする小学生が実に多い。
Nさんも苦戦しています。
しかし、Nさんのいいところは、ちゃんと基本に従って正しい考え方で答えを導こうという姿勢があるところです。
四角形の縦と横に 10 m が何個あるかを考えたり、1 a = 100 ㎡ を使って 0 の数を比較しながら答えを出そうとする。
きちんと言われた通りの計算をやってくれています。
これ、案外できないんですよ。
算数が苦手な人ほど勝手なやり方をやりがちで、案の定計算を間違えていく。
そんな傾向があります。
正しいやり方でやっていたとしても、最初は間違えます。
しかし継続して練習していれば必ず正答率は上がっていきます。
それに従い計算スピードも上がっていきます。
正しいやり方をさらに継続していると、最終的にはやり方を覚えてしまうので、余計な思考力を使うことなく自然に解けるようになります。
そうなれば、もう一段上のレベルの問題に取り組むことができるようになる。
こうやって、算数の力が付いていきます。
いいところを持っているNさん。
これを失わずにがんばっていってほしいと思っています。
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