中2、中3を見ていると、英語の基礎があるかないかで勉強効率が全く違うことがわかります。
中1レベルの単語や熟語・会話表現の知識量、文法の基本的な理解がどれだけしっかりしているか。
これが大切になってきます。
よく使われる単語や熟語は中1の段階でたくさん出てきています。
英語が苦手な人はほぼ例外なく3単現のs、現在形と過去形、疑問詞を使った疑問文、単数と複数の区別 といった文法事項を苦手としていますが、これらはすべて中1で学習します。
「語順」も大切ですね。
主語や動詞が最初に来て、時間や場所を表す語句は後ろの方に行く。
疑問文になると be 動詞や do が前に来る、疑問詞があると疑問詞が一番前に来る。
といったルール。
こういったことが定着していないので、新しい文法事項を習ってそこをマスターしたとしても土台から崩れていく・・・
そしてこれが良くないとわかっていても、学校の授業に付いていきながら復習していくことはとても大変。
(英語が苦手な生徒ほど大変ですね。)
今日はお昼の時間に「英語基礎読解コンテスト」を実施しました。
過去にさかのぼって英語をおさらいしていく一つのきっかけにしてもらいたいと思っての実施です。
何をやったかというと、中1の教科書の英文を1文ずつの和訳です。
辞書を使ってもよいとしました。
制限時間を90分とし、その間にどこまで読み進めることができるか。
これを競いました。
中1の教科書の内容をしっかりマスターしてもらいたいと思ったわけです。
やってみるといろいろとわかりました。
restroom を restaurant と、stairs を street や straight と読み間違えている。
change にある「おつり」の意味を忘れている。
現在の話なのに過去や現在完了の訳を書いている。
with、for といった前置詞の意味を取り違えている。
といった間違いに加え、
やたらフランクな訳を書く。
(会話文だから敢えてそうしているのならいいのですが、理解不足をごまかそうとしているなら問題。)
会話の状況を全く理解していない。
(客と店員の会話文で、店員が言うはずのないことを訳として書いていました。)
といったことがありました。
こういった間違いを見つけたら全て指摘し、簡単に教えてすぐに正しい訳に直しをさせました。
これを90分間ずっとやり続けたわけです。
短い時間でしたが、自分たちがいかに文章の理解が雑だったかということがわかったのではないかと思います。
訳を書いていくのには時間がかかるので、たくさんの英文を読めないというデメリットがあるのですが、生徒たちが何をどう考えているか明らかにするために、今回はすべて書かせてみました。
「もう大丈夫だな」
と思ったら、簡単な英文からどんどん読ませていく方向に指導をしていきたいと思っています。
まだ少し先のことになると思いますけどね・・・
これも継続が大切なのだと思います。
基本がしっかり身に付くよう、しっかり指導していきたいと思います。
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