小6のZさんが私立中入試の過去問を解いてきていました。
今日の授業はでは、その中で間違えた問題のおさらいを行いました。
といっても、多くの問題をZさんは自己解決ができています。
その中で困っていた問題は最後の問題、問題の解き方を記述で説明する問題でした。
説明する問題なので、まずどうやって書いていけばいいのかわからなくなっていました。
「とりあえず、計算式を書いていけばいいよ。丁寧に書けばそれがほぼ説明になるから。」
こうアドバイスをしてとりあえず解答を作ってもらいました。
途中で計算のやり方についてヒントを与えたりしながら、Zさんには最後まで計算をやってもらいました。
しかし途中でZさんは計算をやめてしまいます。
「答えとやり方が全然違う。」
Zさんはこう言います。
「答えとは違うけれど、これで問題ないよ。ちょっとやってみようか。」
私はこう言って、Zさんの続きを計算していきました。
ちょっと計算を続けたら同じ結論にたどり着きました。
間違っているかもと思って途中で計算をやめてしまう人って結構いるのですが、そのまま続ければ実は正解だったということ、算数ではよくあることです。
やり方って一通りではありませんからね。
特に、難しい問題であればあるほど・・・
それをわかってもらえたらうれしいなと思います。
算数・数学では「解ける」と信じて最後まで計算をやり抜くことが大切です。
正解かどうか不安の残る中、最後まで解き続けることは勇気が必要です。
その勇気は練習でのみ培われます。
Zさんにも頑張ってもらいたいと思います。
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