【高校生指導】英語の勉強に先が見えてきた。

今日は高3のWさんに英語の指導を行いました。

センター試験の過去問を用いた長文の読解演習です。

一気に全部を解いてもらうのではなく、長文を1つ読んでは答え合わせ、という感じで、少しずつ解いていきました。

最初の問題は4問中3問正解。

悪くないスタートです。

Wさんに聞いたところ、最後の2択で迷ってしまい、間違った方を選択してしまったとのことでした。

続いて間違えていたところは一緒に本文を読んでいって、どこで内容を取り違えたのか確認をしました。

 

次の問題は、5問中5問正解。

さらにもう一題解きましたが、4問中4問正解。

結局、13問中12問正解でした。

かなりいい出来だと思います。

この結果にWさんも喜んでいました。

 

私がWさんに英語を指導し始めたのは今年の3月ごろです。

最初にセンター試験の長文をサッと見せて、少しは意味を取れるかどうか確認したところ、「全くわからない」という状態でした。

そんな状態から、まずは簡単な文章に慣れてもらおうと、中学校の教科書を読むということから始めました。

(東京書籍の「NEW HORIZON」と三省堂の「NEW CROWN」を1~3年分読んでもらいました。)

 

それに並行し、文法の基本的な演習を行いました。

使ったのは啓林館の英語表現Ⅰの教科書「Vision Quest Ⅰ」と、桐原書店の英語表現Ⅰの教科書「Empower Ⅰ」です。

時制、分詞、関係詞あたりは文を理解するために欠かせないので特に重点的に扱いました。

やったことは、載っている練習問題を一通り全部やってもらい、理解の足りないところを説明するという普通のことです。

 

文法の演習を一通り終えたら、読解演習をどんどん進めていきました。

中学校の教科書に続き、高校のコミュニケーション英語Ⅰの教科書の読解を進めます。

コミュニケーション英語Ⅰは教科書によってレベルがまちまちなので、最初は比較的簡単なものから始め、基礎~標準レベルのものを数冊読んでもらってから、難易度の高い New Crown や Prominence といった教科書を読んでもらいました。

 

教科書の読解は、どんどん読んでもらって語彙力を強化することに重点を置いていました。

レベルは徐々に上げていったので、1ページあたり、わからない単語は多くて数個程度でした。

わからない単語の数がそれくらいだと、なんとなく意味を類推することができます。

すると、ストレスなく読解が進むので、結果としてたくさんの文章を読むことができ、より語彙力は高まっていきます。

教科書の読解とは別に、やや難易度の高い英文を用いて、文構造をしっかり捉えて正確に訳をする「精読」の練習もしていきました。

(これがこの夏休み中、土曜日にやっていた長文読解演習です。)

以上のようなことが、Wさんの英語の力を強化したのではないかと思っています。

 

Wさんはまだ、時間を計ってセンターの問題を解いたわけではないので、制限時間内に正解できるかを確かめる必要はあります。

しかし、以前はどれだけ時間を使っても全く文章が読めなかったので、そこからすればたいした進歩です。

そしてなにより、Wさん自身が

 

「英語の勉強に先が見えてきた。」

 

と、前向きな気持ちになれているところが大きいです。

これなら残りの期間で合格レベルにまで達せられるのではないかと思っています。

これからもWさんと一緒にがんばっていきたいと思います。

 

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