【高校生指導】長文はここまで読み込んで初めて力になります。

今日は高校生対象の長文読解演習を行いました。

7/27(土) にスタートして4回目です。

やや簡単な英文をたくさん読んでもらう「多読」と、1文ずつ文構造をしっかり意識しながら文章を訳していく「精読」の2つを行っています。

本日はまず、「多読」として 2000 語程度の英文を読みました。

全体的には簡単ですが、たまに難しい単語が入っています。

前後の英文を説明してから、

 

「この単語の意味わかる?」

 

と、連想クイズのような形で質問をしました。

センター試験であれ何であれ、長文の問題ではわからない単語が1つもないということはまずないので、文脈から意味を類推しなければならない場合が出てきます。

その練習ですね。

あとは、たくさん読んでいると重要な単語は何度も繰り返し出てきますから、語彙力をどんどんつけてもらいたいと思っています。

 

後半は「精読」です。

1文ずつ正確に文構造を説明していきます。

文構造と単語・熟語の意味を一通り説明した後、

 

「じゃあ、今説明をした『主語(主部)』のところだけ訳してもらおうか。関係代名詞に注意して訳してみて。」

 

というように、文の成分ごとに訳をしてもらいました。

文の成分ごとにその1文を最後まで訳してもらったら、その文を最初から訳してもらいます。

これを繰り返し、1段落ほど訳が終わったら、段落丸ごと訳をしてもらいました。

ここまで1人の生徒に担当して訳をしてもらった後、

 

「じゃあ次は〇〇君、今訳してもらった1段落を同じように訳してみて。」

 

と言って、もう1人の生徒にも訳をしてもらいました。

(この授業を受けている生徒は2人だけなので、この2人にはすべての文章を訳してもらいました。)

少人数で、対面式で授業をしているので、ちゃんと訳ができるか確認しながら進めるようにしています。

 

最後まで訳し終わったら、私が一旦、タイマーを使って時間を計りながら最初から訳をしてみました。

私が訳をし終えるのに1分39秒ほどかかりました。

 

「じゃあ、目標タイムを2分以内にしようか。順番に訳をしてもらおう。」

「完璧な訳をしなくてもいいから。意味のかたまりごとに前から順に訳していっていいから。」

 

そう言って、1人ずつに訳をしてもらいました。

ちょっと不安そうにしていましたが、うまく訳をしてもらうことはできました。

(1人は1分45秒程度で訳ができたので、上々の出来だと思います。)

 

みなさん英語の長文読解はどうやっていますか。

いや、どこまでやっていますか。

わかったきになって適当なところでやめてしまう人。

何となく意味を理解し、注意すべき単語の意味を覚えたところで終わりとする人。

今回の授業のように全文をしっかり訳せる、しかも、設定した制限時間内に訳せるようになるまで練習する人。

いろんな人がいると思います。

完璧なレベルまでやり切れる人は飛躍的に学力を伸ばすことができます。

この授業を通じ、「ここまで読み込まないといけない」という感覚を掴んでもらえたらと思っています。

 

来週1週間はお盆休みをいただきます。

休み明けは8月19日(月)から授業を再開します。

よろしくお願いします。

 

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