この夏、高3のM君に名古屋大学の過去問を使った数学の演習授業を行っています。
授業を通じてばっちり対策をしてしまおうというわけではありません。
「一緒に問題を解いていくことによって、残りの期間でどのレベルの学力を身に付ける必要があるか、これを体感してもらいたい。」
これが授業の狙いです。
授業ではまず問題を見てもらい、どう解いていったらいいかを私がM君に聞きます。
M君が何か解くアイディアを持っている場合はそれを少しずつ広げていくように私がアドバイスをしていきます。
M君のアイディアが見当違いだったり、何も思いつかないときは、問題のどこに注目するといいか私がアドバイスをしています。
そんなこんなで2人で問題を解いていくわけです。
入試問題なので簡単ではありませんが、実は無茶苦茶難しいというわけでもありません。
(教科書の応用例題を解くくらいの力があればなんとかなります。)
あとはきちんと問題の誘導に従っていくことですね。
授業をするうえで気を付けていることは、なるべく「愚直」な解法を紹介するということです。
模範解答を見てみると、きれいな、うまいやり方でやっているものが多いです。
ただこれ、ある程度数学が得意な人でないと思いつかないやり方であることが多いです。
「こんなやり方、絶対に思いつかない。」
「これができないと合格できないのなら、自分には無理だ。」
と思われてしまっては、授業をやっている意味がありませんからね。
少々汚いやり方でも、現実的な解法を紹介していきたいと思っています。
授業はあと2回で終了。
なんとか2年分の過去問を演習することができそうです。
その中で、M君に何かが伝わればと思っています。
—————————————-
こざかい学習塾
〒468ー0051
名古屋市天白区植田3丁目1505
OMレジデンス植田1階
TEL 052-846-3222 FAX 052-846-3233
web https://kozakai-juku.com/