今年度の夏は、国語の文章読解、算数の文章題、つまり、「読解力」の強化に力を入れて指導をしたいと思っています。
といっても、あまり論理的な、細かいことを指導するつもりはありません。
（小学生にとってこれは逆効果にもなりかねないので。）
文章が何を言っているのか、簡単なところから「イメージ」をする練習をしていきたいと思っています。
国語であればその場面や登場人物の表情といったものが頭の中に浮かんでいる。
算数であれば数の関係がイメージとして頭の中に浮かんでいる。
これが読解力のある子なのだと思っています。
ごくごく簡単なものから、たくさん練習をすることで、丁度、小さな子供に絵本の読み聞かせをして「絵」から「言葉」を覚えさせていくような感じで、「イメージ」から文章の言っていることや、数の関係を理解する練習を重ねていってもらいたいと考えています。
ところで本日は、小６のＸ君とＹ君に、「比の問題」を教えていました。
やや難し問題まで一通りの演習を終えたので、これまでやったことのおさらいをしてもらいました。
計算問題は２人とも素早く解いていきます。
ほとんど正解していますが、たまに約分を忘れたり、もっと比を簡単にできるのに途中で終えてしまって間違えている問題がありました。
文章題では、「2.1 m の針金で長方形を作ります。縦と横の比が 4:3 のとき、長方形の横の長さは何 cm か。」という問題で、２人とも引っかかっていました。
単位を cm に直さなかったり、長方形の縦と横の長さを合わせたら1.05 m=105 cm ですが、これを 2.1 m=210cm としてそのまま考えていたようです。
他の文章題はほとんど正解できていたのでこの問題が鬼門のようですね。
どこかであと１回くらいはおさらいしておこうと思います。
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