先週、中2のCさんが英語でミスをしていました。
中学生にはよくある、3単現や現在形・過去形の間違いです。
Cさんは今年度に入ってから英語を基礎からおさらいする特別講習をやっており、そのおかげで大分ミスは減ってきました。
1学期中間テストでも20点くらい点数を上げてくれており、その成果が徐々に出てきています。
それでもミスはまだしちゃうんですよね。
そのCさんのお母様から、
「英語の間違いのことについて話をすると、『わかっている』と言うんです。」
という話を伺いました。
私は、
「Cさんはよくわかっていると思います。わかっているのに間違えることが課題なので、目的意識をもって勉強してもらうように指導していきます。」
といった返事をしました。
実際、Cさんは
- 主語が3単現であるときは動詞に「s」をつける。
- 過去の時は動詞を過去形にする。
といったことはよくわかっています。
ちょっと説明すれば、いや、説明せず自分で答え合わせをしているだけでもちゃんと気が付きます。
それでもミスをしちゃうから問題なわけです。
「私はわかっている。わかっているから大丈夫だ。」
こう思う生徒は多いのです。
一方、
「わかっていれば解けるはずだ。解けないということはわかっていないということだ。」
と考える親御さんも多いです。
スポーツだと非常にわかりやすいのですが、ミスしないようにするには練習が必要です。
何度も何度も基本動作を繰り返し、いざというとき、自然に体が動くようになるまで練習する。
これ、勉強でも同じことなんです。
ただ、スポーツに比べて勉強の話になると、「練習」に比べて「理解」ばかりが重要視されている気がしています。
症状を間違えて薬を処方したら病気は決して良くなりません。
同じように、勉強においても何が問題であるのかを間違えては学力は伸びません。
その点を注意し、しっかり生徒を指導していきたいと思います。
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