【高校生指導】長文読解は基礎の基礎から

高3のS君は英語が苦手です。

特に長文読解が苦手で、中学レベルの単語もままならないところがあります。

とりあえず文法の一通りの演習が終わったので、先日から長文読解の練習を始めています。

いきなり高校レベルの英文は読めないので、レベルを下げて中学レベルの英文から読んでもらっています。

 

一文一文、意味がしっかり取れているか確認していますが、S君は文の構造を取り違えて変な解釈をすることがあります。

私は文章を読み方を一つずつ教えていきます。

 

「ちゃんとS(主語)V(動詞)O(目的語)C(補語)とそれ以外のM(修飾語)を意識して読んでね。」

「この文はいろいろ語句がつながっているからわかりにくくなっているけれど、単にSVCの文型だから、そこは外さないようにしてね。」

「この動詞は他動詞だから、その後には目的語がきていないとおかしい。つまり、that 以下が目的語になっているということだから、それを意識して考えて。」

 

細かいことをいろいろと教えていきました。

他に、

 

「形容詞は名詞を修飾する。名詞は主語や目的語になっているから、形容詞が出てきて文が複雑になっているときは、どこまでが主語か、目的語かを考えないと変な訳になるから。」

「副詞は動詞を修飾しているから、名詞を修飾しているように訳さないように注意してね。」

 

と、品詞を意識してほしいことも伝えました。

英語、特に長文読解が苦手てなS君ですが、中学レベルのものだと文構造や品詞を意識して読んでいくことができます。

このレベルの文でみっちり練習してどんどんレベルを上げていってもらいたいと思います。

 

長文読解では必ずと言っていいほどわからない単語が出てきます。

ですから、わからない単語の意味を類推することも練習しておかなければいけません。

中学レベルの文章でもわからない単語はたまに出てくるのですが、数はごくわずかです。

前後の単語はしっかりわかっているので類推することが簡単です。

この力も身に付けていってもらいたいと思っています。

 

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